ボルドー方面シャトーで過ごす週末 | こざる生活 ~パリでも溺愛日記~

ボルドー方面シャトーで過ごす週末

週末はジャンさん盟友会、城に集まるの巻ですよ。

盟友1号フレデリックの友人が城主。

これがパリピ人脈や。

ボルドー方面、サンテミリオン辺りのシャトー。

我が家の他にパリから盟友1号2号各夫妻、そしてピレネー方面から盟友3号4号は単身で集合。

ジャンさんの友達のほぼ全員や。



城でしか許されへん壁紙デザインがある。



着いた日のディナーと翌日のランチは作ってくれる人が来てくれた。

城やからってすんごいご馳走とかじゃないけど、オバチャンがこしらえてくれた家庭のおもてなし料理と考えたらかなり気張ってくれてるレベルの美味しいご飯。

7時間煮込んだ猪肉みたいな、そういうやつ。

で、ワインをガブガブ飲むのがシャトーの醍醐味ですよ。




窓の外は森に囲まれた牧草地的な。

陽当たり良好、真下にはプールがある。

もし水が入ってたら泳げるくらいの暑さやったけど、みんな酔っ払ってたから危険やと思う。



椅子可愛い。



泊まった部屋はそれぞれ趣が違ってたけど、どこも素敵。

我々はちょっとオリエンタル趣味なお部屋。


真ん中の人形、小学校の友達ん家の飾り戸棚で見たことある気がする。どこ土産?


アンティークが大らかにそこら辺に置いてある。

古くて格調高い建物と調度品の織りなす、ここにしかない雰囲気がお宿としての城のええとこやな。


高い天井見ながらバスタブに寝そべる感じも気持ち良い。


しかし石造りで天井も高いからか、外は暑いのに屋内クソ寒い。

森に囲まれてるからカメムシがわんさか入ってくる。

冷えた素足でカメムシの死骸を避けながら、そうと知ってればスリッパ持ってきたのに!ですよ。


湯船から排水したら、横にあるシャワーブースの排水口から水が上がってきた。

それも古い建物のご愛嬌で済ますのがフランス。


アメニティの類いはペラい石鹸一個しか無い。

フランスではそこにラグジュアリーを求めたらアカン。


さりとて、フランスの良さは田舎のこういう場所にあるもんやなと。

暮らすとなるとまた色々不便やけども、しかし観光で遠路遥々来た人が3K(臭い汚い危険)のパリだけ見て帰るのは、ホンマは勿体無い。

でも残念ながら、日本並に公共交通機関でどこでも行けるようにはなってない。


けどもこういうシャトーがもっと商売っ気出してさ、地元をもっと町興しや!とか言うて便利なシャトルバスなんぞ整備し出したらさ、例えば今無造作に置かれてる調度品は、多分厳重管理せな盗まれるようになるんよ。

そうやって細部の良さはなくなっていくもんなんやろなと想像できる。

せやから、これはこのままでええんやわ。



次回はワイン蔵(蔵?工房?別棟のあれなんて言うたらええの?)見学編。