移民局→100時間レッスン | こざる生活 ~パリでも溺愛日記~

移民局→100時間レッスン

移民局というところで、滞在許可証をゲットしないといけなくて。
いわゆるビザだけではダメなんですってよ。
そんなわけで、ビザ取った時の書類を引越しのドサクサで無くさぬよう大事に抱えて、着いたらすぐに書留で移民局に送って。
呼び出しの日が月曜日だったわけですよ。

ジャンさんに頼んで張り切って付き添ってもらったんだけど、入り口で付き添い不可だって。
泣いたわ。単身で乗り込む心の準備してなかったもの。
ジャンさんもジャンさんで、移民局は偽装結婚じゃないことを証明しに行くところだと信じて疑ってなくて、信頼アップのために仕事着のままスーツで行くんだと。私としてはそれは婚姻届の時点で終わってる話なわけで、そんなん聞いたこと無いわーと思いつつ。
まあ彼はそのまま意味無くスーツで3時間待つことに。

滞在許可証もらうと言ってもサッと出してもらって終わるわけでなく、健康診断とフランス語レベルチェックがありまして。
来てる人みんな移民とは言え、日本人なんて私だけだし、まして他の人みんなウソでしょ?ってくらいフランス語喋ってんの。私だけが、何言ってんのかまるで分かってない人ですよ。
それなのにペーパーテスト始まって。選択式は勘でいけるけど作文問題は白紙でしたわ。

事前に調べた先駆者たちのブログ情報が本当に有難かった。
生年月日言えるようにしといてよかった。
でも買い物メモ作成が出題されるっていうのがピンときてなくて準備してなかった。
いざ出題されて、意味が分かった。食品や日用品の語彙チェックだったんだな。
私は「バナナ」くらいしかスペル合う自信無かったし、面倒で白紙になったわけよ。

かくして、私のフランス語レベルは「要100時間レッスン」となりました。
生年月日と電話番号言えなかったら200時間だったと思う。
私にしてみれば及第点ですわ。

全部終わって外出たらジャンさんが立ってた。ずっとそこにいたらしい。カフェとか行けばいいものを、私がたまにLINEで「帰りたいよー」とか送ってたから心配したらしい。逃げると思って見張ってたんじゃないかと思う。
うぇーん怖かったよー状態の私に、とらやであんみつ食べさせてくれた。

100時間の内訳は、14時から18時の4時間を5週だそうです。
無料。有り難い話なんだろうけど、喜ぶ人の気が知れない。
日本語が通じる日本人向けフランス語学校がタダだってなら行きたいかもだけどー。
あーうー。


「こざるのスキなふらんすごは、“ぼなぺてぃ”です」
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それはフランス語が好きなんじゃなくて、もらえるオヤツが好きなだけだ。

私はBon appetitを聞くと銀だこの「おいしく召し上がれますように」で翻訳されます。