アスペルガー症候群を知ると、あの人アスペ?と思う人が身近にいるんだと気付きます。
50代の利用者さん。
医療関係に務めていた方で、とても優秀です。
でも、自分の興味のある話をずっと話します。こちらが忙しくても、御構い無し。
突然、本人にしかわからない地元の話しを「あのさ、よくあの角のお店に行ったんだよね、ほら、あの公園の隣の店。いやー、よく通ったよ」
という感じです。
そして、私の担当していたプログラムで質問をされるのですが、調べて答えると「ああ、そうだと思っていた」「いや、まあそんなことどうでもいいんだけど」などと言われます。
調べた私は、「ええーーー?!その返答はないんじゃない??」
とイラっとしますが、お構い無し。
そして、思うように進まないと、突然激しく怒ります。そして、ケロっと機嫌を直します。
決まり通りに物事を行いたがります。
彼は、脳障害後遺症で施設に来られましたが、高次脳機能障害などはありませんでした。
脳障害で、人格が変わる方もいらっしゃいますが、多分彼の場合は生まれながらの特質なのじゃないかと個人的に感じます。
コミュニケーションの取りづらい方でしたが、人はイイのだと思いますし、頭脳明晰な方だったと感じます。
夫は、この方程重いアスペルガー症候群の症状はありません。
軽度、なのでしょう。
夫は、人に合わせようと努力をしていますし、苦手があることも薄々感じて生きて来たんだと思います。
苦労もありますが、私は最悪の状況ではないんだと。
鬱が酷くて夫ともめていた頃、夫と同じ部屋にいることも嫌でした。
コタツで足が触れることも許せませんでした。
そんな頑なな思いが、最近少し薄れて来ました。
足が触れるぐらいなら、何とも思わなくなりました

夫には、いいところが沢山あります。
そして、私にも苦手や、ダメなところがたくさんあります。
お互い、上手く距離をとって付き合って行けたらいいのかもしれません

出来るかな~。。。
今日は前の職場の方と会い、アスペルガー症候群であろうあの利用者さんを思い出しました。
身近にいらっしゃるものですね。
最近までアスペルガー症候群さえ知らずに生きてきたので、気付けませんでしたが。
今日は思い出話しを書かせて貰いました

