~心臓電気生理学的検査~


手術台は色々な機械に囲まれ、ブンブンという音が聞こえたり、

足もとでギリギリ言う音がしたり、心臓まで達している黒い電線が

首から出ていたり、「工事現場」かと思ってしまいました。


その中で、かすかに流れるBGM(ジブリメドレー)。

千と千尋の神隠し』からスタートして、エンドレスで流れています。

http://www.youtube.com/watch?v=yvX0IIfX0GE&feature=related&nomobile=1


手術から4日経った今でもアタマの中に流れていて、思わず口ずさむ。


実は・・・BGMは何だろう?と、少なからず興味が有りました。


15年ほど前に、『乳腺線維腺腫』の摘出手術をしたときには、

手術室内にはヨガのBGMのようなヒーリング音楽が流れていました。

局所麻酔でドクターと会話しながらで、私の胸に手を添えたドクターが

「ドキドキしているね」と言って、リラックス用のBGMを流してくれました。


で、、、今回はジブリ。 どうせなら、ジブリジャズが良かったなぁ~


あるいは、バロック音楽のメドレー、例えば、

バッハ『オーボエとヴァイオリンの為の二重協奏曲』http://www.youtube.com/watch?v=7-rXydsyzH8

ヘンデル『ヴァイオリンソナタ第4番』

http://www.youtube.com/watch?v=NcsEtbYAAuI

ヴィヴァルディ『フルート協奏曲 海の嵐』


心臓電気生理学的検査開始。


心臓内に、電極カテーテルが留置されています。

「これから検査を始めます。電気を流します」のドクターの声掛け有り。


心電図を見ながら、電気刺激装置を用いて人工的に心拍を作りだす。

この過程を、「マッピング」と言い、問題の不整脈発生箇所を探します。


何度か繰り返しているとき、心臓にググッと発作の違和感が有りました。

同時に、ドクターが「○○さん、発作が起きますよ」。

自分でも心拍が速くなるのがわかり、

看護師のAさんが心電図を見ながら「○○さん、今発作が起きています」

しばらく発作を強めたのち、ドクターが「場所がわかりました!」


これを、「同定」といいます。マッピング→同定、「山座同定」みたい(^^ゞ


~アブレーション治療に続きます~