眠るつもりでしたが、サイボーグネタ を一つだけ(^^ゞ
7年前に鬼籍に入った我が母親のこと。
“拡張型心筋症”という心臓移植以外治す方法の無い病気でした。
78歳の朝、東北旅行に行く予定が銀河鉄道乗車でお星様に。
亡くなる前日夜9時まで仕事をしていて(GW前の追い込み)、
自分が今晩逝ってしまうという予感を抱いていました。
それでも、翌日からの東北旅行の準備をして床に就きました。
母がサイボーグ化したのは50代の頃。
腰痛~脚の痛みが酷く、近所の腕の良い全国的に有名だった
整形外科に入院、全身麻酔で「神経ブロック」手術を受けました。
手術後、母は痛みから解放され、痛みが無くなると疲れも無くなり、
一日24時間を倍以上に使っているかのようでした。
周囲からは、「疲れを知らないスーパーウーマン」と呼ばれ、
母自身それを誇りに思っていたようです。
「痛み」というのは、アラートだと私は思います。
体の持ち主に異常を知らせる危険信号。
母はその危険信号を手放したことにより生活の質は向上しましたが、
体は静かに蝕まれて行きました。
「胸が痛い!」 亡くなる8年近く前に、母は近所のクリニックへ。
そのクリニックこそが、現在私が橋本病でお世話になっている所。
診察したDr.は、循環器専門病院に母を紹介。
精密検査の結果、しばらくの間は専門病院に通院していましたが、
症状が落ち着いたところで元のクリニックへ差し戻し。
クリニックのDr.から「酷使され過ぎた体。ボロボロになっている」
と言われた、と母から聞きましたが、自業自得と割り切っていました。
昨年、私の受診時に「心臓病の家族歴」についてDr.に聞かれ、
両親の病気を話したら、「最後まで診てあげたかった!」と
Dr.が涙を浮かべていました。。。
母は、とにかく並ぶのが嫌い+「時は金なり」主義なので、
いつも混んでいる私の主治医の曜日を避けていたのです。
母曰く「どうせ治らないんだから、誰に診て貰っても同じよ」と。
私がDr.に診察時にいつも言われること。
「無理しないように」「自覚が薄くても体は疲れているから」
「元気そうに見えるけれど、体は外見とは違うよ」
多分・・橋本病ということだけではなく、母のことが有るからかも。
Dr.には、「親も親なら子も子だ」と思われている気もします。
「テンション高いのは、薬(チロナミン)のせいでなくて性格」
なんて言われたことも有りますし。
ダンナは、「お母さんと同じになるんじゃないか、イケイケだし」
唯一つ、私が母と異なる点は、私は怠け者。すぐに寝るし。
サイボーグだって、疲れは人一倍感じますよ~~~