コンプレックス
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昨年の8月でデビュー20年になり、現在はキャリア21年目に突入しています。
ただ、デビュー以来、自分自身のコンプレックスというか、忘れないように持ち続けている事があります。
自分はキャリアは長いですが、大舞台、メジャー団体と呼ばれているリングには上がった事がありません。
練習やリングでやっている事は恥ずかしくないモノをやっているつもりだし、どんな場所でもベストを尽くしてやっていますが、勘違いはしたくないので、そこは素直に認めたいです。
当ブログでも何度か書いていますが、自分がお客さんとして観ていた時代、デビューした時代はメジャーとインディーズ団体の間に物凄く壁があり、インディーズ団体の中にも壁がありました。
自分より上のカテゴリー、意識やレベルの高いリングで試合をしている選手はたくさんいます。
90年代のインディープロレスは、自分よりキャリアの長い方々、同期の選手は皆、そういう所で戦う事を目指して、志や反骨心、インディーズ魂を持っていたハズです。
今のプロレス業界は理不尽な事がなくなり、本当に良かったと思っています。
昔ならくっだらねえ理不尽なパワハラで潰されていたであろう才能が存分に表現できる世界になりました。
昔のような壁や雰囲気はもうないのかもしれませんが、自分は上記の事が未だにコンプレックスになっているし、反骨心にもなっています。
自身の現役中の目標のひとつに
「自分がガキの頃に見ていた選手で、今でもバリバリ動いている選手と試合をする」
という事があります。
それは上記のコンプレックスを払拭する為でもあります。
試合以外にもコンプレックスを感じる事は多々あり、それも含めて自分の闘いだと思っています。
闘う気持ちは忘れずに、向く方向は常にお客さんの方向を見る。
自分は自分のやり方で、特にプロレスを観た事がない方に、プロレスの凄さや素晴しさを伝えたいという気持ちがあります。
色々なモノにカチ食らわすスピリットは忘れずに持っていたいです。