もがいてもがいて | ドリームシフト

もがいてもがいて

何日か前から本格的に練習を再開しました。

ほんの1ヶ月ぐらい前は普通にできた事がキツく感じたりで悶絶しております。

20代の頃はほとんど怪我もしなくて、もし怪我をしてもすぐに治ったのですが、30代になってからは怪我の治りも遅くなり、何よりモチベーションを維持するのが難しくなってきました。

昔はそんな事すら考えた事がなかったのですが、自然と頭の中で

「もう治らないのかなぁ、辞めようかなぁ」

と考えるようになり、次第に「これがモチベーションの低下なのか」と気付くようになりました。

怪我して復帰してまた怪我して・・・リハビリをしている時は出口のない暗闇に置いていかれた気がして、本当に精神的に孤独になります。

応援してくれている人が徐々に減っていき(それでも、最近はあまり試合をしていない自分を辛抱強く応援して下さっているお客さんには本当に感謝しています)、自分は必要ない人間なんじゃないか、復帰しても前のようには動けないんじゃないかという自己嫌悪に陥る。

好きな事をやっていると、好きだからこそ、打ちのめされると嫌いになってしまったり、立ち直るのに時間がかかってしまう時もあります。今の自分はその状態に近いモノがあります。

それでも続けるのは自分が自信を持ってやれる事はこれしかないからです。そして何より、まだまだプロレスが好きだし楽しいのです。

練習はもちろん、グッズの通販の梱包なんかをしていると

「嗚呼、これだ。やっぱり楽しい」

と思える自分がいます。

よく格好つけた人が「好きだけじゃできないんだよ」とか言いますが、個人的にはまず最初に好きという気持ちがなければできないと思います。自分が壁にぶつかった時は本当に好きなのか、やっていて楽しいのかどうかをいつも確認しています。

世の中、金や地位で割り切れるモノもありますが、自分が好きと思える事をやったり、出会えたりするのはとても幸せな事と思います。自分にとってプロレスはそんな存在です。

全国各地を移動して知らない土地に行き試合をする。緊張感と高揚感が入り混じった非日常の会場の雰囲気。お客さんの笑顔。仲間でもありライバルでもある選手達と時にはバカ話をして時には真剣にプロレスの話をして・・・

自分はそれなりに普通の仕事や生活もした事がありますが、今の所、自分の人生の中ででこんなに楽しいと思える時間はありません。

正直な所、今もモチベーションは低いんですが、それでもまたやってみようと思えた自分がまだいます。もがいてもがいて、時間はかかるかもしれないけど、ペンギン歩きでもいいから前に進んで行きたいと思います。

あと何年できるかわからないし、また打ちのめされるかもしれないけど、プロレスが好きな気持ちとそれに見合う体力がある内は、プロとして恥ずかしくない体とコンディションを作って1試合でも多く試合をしたいと思います。

自分なりに整理して文章を書いたつもりなんですが、ごちゃごちゃしていたらすみません。そして堅苦しいお話をしてしまいすみません。

でも、この爺の戯言が何かを目指して頑張っている人に少しでも参考になれば嬉しいですm(__)m。

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このブログを見てくいれている方の中にも、中々うまくいかなかったり、辛い思いをしている方がいるかもしれませんが、あんまり無理しないで、やる時はやって休む時は休んで、ペンギン歩きで頑張りましょう(^_^)。

長文&乱文にお付き合い下さりありがとうございました。

こちらの記事、しばらくしたらアメンバーさん限定記事にするか爆発して消去します(笑)。