演歌について | ねこギター

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「観客の大半が70代以上…」演歌歌手の危機感、英語を学びフェスにも「なぜ若い世代に伝えられないのか」

(withnews) Yahoo!ニュース


演歌という括りが、音楽的な進化を止めたのだからしかたがない。70年代以前は、大雑把に「流行歌」という呼び方をしていた。ラテン、ハワイアン、ロシア民謡など流行して、それらのエッセンスを日本流にアレンジした最新の音楽だった。
70年代にフォーク、ロックが若い世代に流行し、「ニューミュージック」とレコード業界は命名した。それは同時に「演歌」を当時の中高年を対象とした、ニューミュージックと競合しないジャンルにする戦略だったと思う。
ニューミュージックが現在のJ-POPに世代交代しながら繋がるのは、シンガーソングライターという表現方法だろう。
一方、演歌が止まってしまったのは、作り手を育ててこなかったことに尽きると思う。限られた作詞家・作曲家のえらい先生に作ってもらう。徒弟制度だから、世代交代がなかなか出来ないし、演歌歌手は、作ってもらうのを待っているだけ。それでは新しい創作は生まれないだろう。