「イスラム教の犠牲祭、いけにえにささげられる動物たち(AFP=時事)Yahoo!ニュース」を見て
日本人は「情」を大切にする。
一緒に暮らしていると「情がわく」「情が移る」という。
そこには人間と生き物(自然)が、つながっているという感性・感情があるからだ。
だから長い間、家畜を食べることをしなかった。
食べるのは、狩りや漁でとってきたものだ。
そして、いつでも食べるのではなく、それぞれ旬というものがあり、むやみに命を取らないことだ。
一方、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の発祥は、砂漠の民で、厳しい自然の中、家畜を常に必要とした。
そのため、人間は神に似せて創られた特別な存在として、他の生物とは断絶したものとした。
だから、一緒に生活して飼っていても、食料として、供物として、すぐに首を切れるのだ。
それは西洋が奴隷制度(人間の家畜化、異教徒は人間ではない)を作り出したのと共通の構造があると思っている。