堺正章氏の記事が載ると、「親の七光り」なる批判めいたコメントが付くことがある。
2000年代以降のテレビ世代は知らないだろうけど。
60年代後半から70年代の堺正章の活躍は親の七光りではなく、本人のセンスと才能と努力の結果だと思う。
スパイダースの歌唱、ソロの「さらば恋人」「街の灯」「涙から明日へ」などの名曲。
ドラマ「時間ですよ」の樹木希林(悠木千帆)・浅田美代子とのドラマ中コントは、脚本家の向田邦子が、ここは堺正章におまかせで出来たものだ。
そして、その当時マチャアキを支持した若者は、「堺駿二」のことは父親世代の映画のわき役で、まるで知らなかったのだ。
ショーケンやジュリーが女性人気ならマチャアキは、男子から圧倒的人気だった。
堺正章は、おそらくハリウッドなどのエンターテインメントを学び、関西とは違う東京サイドの笑いの基盤を作った人物であると思う。
ウィキペディアやYOUTUBEでちよっと見ただけでは、過去の功績は分からないであろう。
その時代時代で、SMAPが支持されたように、堺正章も全世代的に支持されたのだ。