観てきました、、、満員御礼KNOCK OUT

全体的に良い興行だったと思います。
メインは、まぁ、あとで語るとして、、、(笑

それ以外で一番印象に残った試合はやはりセミの龍聖vs久井大夢。





当初龍聖選手と対戦予定だった山田彪太朗選手が仕事中の大怪我で欠場。そんな中、試合5日前に抜擢されたのがKNOCK OUT-BLACKライト級王者(-62.5kg)の久井大夢選手。

龍聖選手が同タイトルのフェザー級王者(-57.5kg)なので、急遽のオファーとはいえ相手は二階級上の王者。

久井選手は6月2日に試合(61.2kg契約)をしているので短期間での連戦でもあります。

試合はフェザー級とライト級の中間であるスーパーフェザー級でのタイトルマッチとなりました。



1R、開始と同時に久井選手が先制の前蹴り!龍聖選手は出鼻を挫かれる形となりましたが、そこは17戦無敗。意に介さず前に出ると、それに呼応するように久井選手も受けて立ち、なんと左ストレートのカウンターでダウンを奪取!!焦る龍聖選手は圧力を強めますが、ゴング直前にも右アッパーに合わせた右フックのカウンターがドンピシャで龍聖選手の顎にヒット、、、これ、かなり効いていました。

よく立ったと思いますし、本人の表情を見ていると記憶が飛んでいたんじゃないでしょうか?

ただ、いつものことですがダウンするとさらに覚醒する龍聖選手(笑
2Rから怒涛の龍聖ラッシュがスタート!!会場大盛り上がり!!

しかし、効いているのか効いていないのか冷静に表情を変えず捌き続ける久井選手。3Rにはさらに圧を強める龍聖選手が声を出してハッスル、、、久井選手はコーナーに詰められる場面が多く見られましたが、なぜか倒れない。

これが階級差なんでしょうね。

試合終了後も涼しい顔でコーナーに戻ってきた久井選手。



ダウンを2回取って、自分がダウンしなければ勝ち確だったので、久井選手は2〜3Rとディフェンスを徹底していたのかもしれません。ディフェンスを意識する相手を倒すのはなかなか難しいものです。しかも階級上の相手。

これにて龍聖選手の無敗記録は終了。

本人が納得してやった試合ですが、やはり階級差マッチはあまりするものじゃないですね。ただ、そんななかでも天心や武尊はずっと勝ち続けていたから偉大だったのだと思います。

久井選手はまだ18歳、末恐ろしいですね。
龍聖選手と共に、これからもKNOCK OUTを引っ張っていってほしいです。

そしてメイン、、、嗚呼〜メイン。








言い方は悪いですが、「五味さんのマス◯ベーショ◯になってしまった」というような言葉をSNSで見かけて妙に納得してしまいました。

1Rに鈴木選手が五味さんを追い詰める場面があり、五味さんも咄嗟のタックル。MMAだったらあそこで終わっていた気もしますが、そこはボクシング。鈴木選手も仕留めきれませんでした。

そして2R、3Rになるにつれて五味さんペースに、、、。

鈴木千裕は、五味さん相手にいつものように壊れるぐらい拳に殺気が込められていたか?慣れないボクシングだったからか?等々いろいろ憶測はあります。

自分は、殺気もそうですが、何となくシューズを履いた鈴木千裕が足枷をされているように見えてしまいました。

いつもの飛び跳ねるような躍動さが、ラウンドを重ねるごとに失われていくような、、、翼をもがれているようにも感じました。

自分も素人ながらキックを少しかじってる身として、普段裸足でキックのマススパーリングやミット、サンドバッグをやっていると、時々シューズを履いてボクシングのスパー、ミット、サンドバッグをすると腕や下半身の疲れが全然違います。

シューズで滑り止めになる分、パンチは重く力強く打てますが、その分下半身や腕の力も使う。

那須川天心もキックとボクシングは全く違う競技と話していましたし、やはり鈴木千裕選手はボクシングにアジャストできていないような気がしました。

そして、逆にシューズでのボクシングに慣れている人のフットワークは物凄く速い。それこそ飛ぶような速さで、実戦から離れていたとはいえ、その最高峰の一人がマニー・パッキャオです。

7月28日、、、どうなってしまうのか?
いろいろ思うことはありますが、それも彼の選んだ道。会場で見届けてきたいと思います。

そして、引退はまだまだ先?
天下無双の火の玉ボー、、、オジサン?笑




なんだか何とも言えない試合だったので、自分が知っている最高の引退試合を最後に置いておきます。



俺たちのPRIDEは不滅だ!!
(まぁ、、、この頃自分はまだ格闘技見てませんでしたけど、、、笑)