興奮が冷めやらないうちにということで、年が変わる前に朝倉海vs堀口恭司の観戦記のみ書いて即出しです。

入場で会場が最高潮に盛り上がったなか、試合開始。私情ですが、堀口の入場にとても感慨深い想いを抱きました。

試合は開始早々に堀口選手が手術をした右足でカーフ的なローキック、、、。
これに朝倉選手はバランスを崩しましたが、堀口選手は逆にリズムを掴んだように思います。

試合中堀口選手はカーフを8発ほど蹴って、当てたのは5発でしたが、この5発がクリティカルヒット並みに効いていました。

なぜ効いたかというと、蹴るタイミングが抜群に上手かったんですよね。自分も趣味程度でキックをしているのですが、パンチに合わされるキックほど効くものはない。

朝倉選手が左足に体重を乗せた瞬間や、パンチを打とうとするタイミングでカーフのカウンターを見事に当てていました。

朝倉選手からしたら、飛び込もうとするタイミングで出端をくじかれ、本当にやり辛かったと思います。

そして、それでも朝倉選手が前に出てきたときは、左手を朝倉選手の右手や首に被せて組んで、右のパンチを防御。逆に堀口選手は得意の右フックを上から振るっていました。

朝倉選手がダウンする前にもこの場面があったので、堀口選手は接近戦になったら左手で組んでの右フック、離れたらカーフという作戦だったのでしょう。

朝倉陣営が堀口対策としていくつかの作戦を用意していたように、堀口陣営も当然ながら用意していた。

そしてその二つで勝ったというのは本当に凄い、、、。

堀口恭司は長いブランクからの復帰戦、朝倉海は9月末の昇侍戦から短い期間でのタイトルマッチ。

それでも二人とも試合前から盛り上げ、最高の試合を魅せてくれました。

今日の試合と前回の朝倉海選手の快勝を含め、ここまでのストーリーは一つの作品として完結。

そして、これで1勝1敗のイーブン。
次は、コロナが落ち着いたらベラトールからの刺客も交えて、トーナメントなんてどうでしょう?

その昔PRIDE武士道決勝戦で、日本人二人が勝ち残って大晦日に決勝戦をしたように、そんな未来、最終決着戦も見てみたいです。

RIZINバンタム級物語 第二章に期待。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

皆さん良いお年をお迎えください。