現(新生)K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者 武居由樹の新生K-1卒業が発表された。


有名ファイターの新生離脱組は、当時スーパーフェザー級王者だった大雅(2018年)、ボクシング転向を表明したウェルター級王者の久保優太(2020年)、人気選手の皇治(2020年)に続いて4人目だ。

上に書いた通り、今年に入って久保、皇治と立て続けに来て、ここで武居である。

新生としては武尊ほどではないにしろ、倒せる選手、集客力のある選手が抜けるのは痛いところ。それこそ、武居は生え抜き選手であり、事実上新生K-1の下部団体であるKrushからの叩き上げ、手塩にかけて育てた選手と言っても過言ではないだろう。

そんな武居の新生K-1離脱である。

ただ、契約上のトラブルで離脱した大雅、天心vs武尊の橋渡しとして、3年契約中に違約金を払ってRIZINに参戦した皇治と比べると、ウェルター級タイトルを返上し、ボクシングへの転向を表明した久保優太に近い、「卒業」という形である。

実際、「12月13日の両国大会でK1を卒業させていただくことになりました。これからの新しい夢を両国大会で発表させてもらいます」という発言、来年のK'FESTA.4のカード発表会見と併せて発表されたことからも、久保と同じように円満に話がついたようにも見て取れる。

可能性としては、久保と同じようにボクシングへの転向。または海外の団体であるONEへの挑戦もあり得るか。

大雅、皇治、武尊vs天心の経緯もあるので、RISEやRIZINへの参戦はかなり低いと思っている(個人的には期待したいが、、、)。

新生では圧倒的な強さで魅せ、連勝街道を駆け抜けていた武居。24歳とまだまだ若い彼がどんな決断をするのか、ボクシングにしろ他団体にしろ、また違う舞台でなにを魅せてくれるだろうか。