で、診察日。
「状態はどうですか」
「前回の診察日の直後に、心からバキッと音がして折れたと言うか、そんな日がありました…」
「といいますと?」
ことのあらましを伝えた。

「実は本人にASDの疑いがあると伝えたんですよね。専門家3人に相談して客観的にも、濃厚であるとはいいました。でも勿論認めませんし勝手に『ASDを記憶障害』と思い込んでしまって記憶はしっかりしてる、仕事にも問題はない全く困ってないと言い張ってて、だから困るのは自分じゃなくて周囲なんだと言っても当然…先生にはその部分は説明は不要ですが…家庭内で別々の人間がシェアハウスのように暮らそう、他人と思ってと伝えたら急に態度変えました、その時だけ」

「客観的と言う思考が出来ないので、客観的と言われても右から左でしょ?」

「先生からご覧になって、親が言う統合失調症や何らかの脳の気質異常などはあるように感じますか? 」

「パニック障害や抑うつの既往歴がある以外は、所見ではないように思いますよ 」

「カサンドラって俗語だとおもうんですけど、わたしのこの状態はなんなんでしょう」

「適応障害ですかね、あなた以外でも周囲に何らかの問題がある人と接してたらそう言う状態に適応しづらい、適応出来ない状態をそう言います」
とにかく距離をおくこと
「ハイハイそうですか」と感情をオフにして
受け流してしまうこと
かつてASDと思われるアイツと関わってた時期にも調べた。ASDはその事が目の前から過ぎると、経験として脳内には格納されずにリセットされるらしい。
福祉の人にも相談したら
「ご本人が認めるのが難しいなら、一番心配なのはあなた自身で、障害手帳を申請して将来的に保護を受ける手段もありますから。そのうちお父様も65才以上になれば、そちらの福祉を利用することも出来ます」
まあ今後、わたしの頭がおかしいことにして
「わたしの主治医に相談に行って」
と繰り返し言い続けてみようとは思う。
今日帰って来たらまた言ってやろうかな…
