「作者をかこんで」
宇治児童文学サークルでは、作家の吉橋通夫さんをお招きして「作者をかこんで」の催しを開催いたします。
日時は 2012年3月15日(木)午前10時より、場所は宇治市小倉公民館です。
吉橋さんにはお忙しい中私達の依頼をこころよくお受けいただきました。実現の運びとなりメンバー皆喜んでいます。
当日はサークルの講師である川北典子先生を中心にいろいろなお話をお聞きする予定です。
- 風の海峡 上 波頭をこえて/吉橋 通夫
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- 小説 鶴彬―暁を抱いて/吉橋 通夫
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3月9日に行いましたサークルの例会では、最新作「風の海峡」を中心にたくさんある吉橋さんの作品について
話が盛り上がりました。
作家になられた経緯、歴史を題材にした作品が多いこと、児童文学として作品を発表することの意味など、
お聞きしたい事がたくさん出てきました。
読みやすい優れた描写力で感動を呼び起こす作品を次々と書かれる吉橋さんはどんなお話をされるでしょうか。楽しみにしっかりと準備をしたいと思います。
「風の海峡」
宇治児童文学サークルは3月9日(金)午前10時より宇治市小倉公民館にて3月の例会を行います。
課題本は吉橋通夫さんの『風の海峡」です。
- 風の海峡 上 波頭をこえて/吉橋 通夫
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- 風の海峡 下 戦いの果てに/吉橋 通夫
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吉橋通夫さんの作品は、昨年「なまくら」を課題本に取り上げて読みました。今回の本は2011年9月に書き下ろしで出版された新刊です。
秀吉の朝鮮出兵の頃の物語です。日本と朝鮮の若者たちが時代に翻弄されながら生きて行くお話で綿密な取材もされたと聞いております。どのような感想が例会ででるでしょうか楽しみです。
サークルでは「作者をかこんで」と題する会をおりにふれて開いております。
今年度は3月15日に吉橋さんを迎えてお話しいただく事が決まりました。
お忙しいなかおいでいただくとあって、皆喜んでおります。
新刊も読ませていただいて、はりきって準備をしたいと思います。
「おわりの雪」
宇治児童文学サークルでは2月10日(金)午前10時より宇治市小倉公民館にて2月の例会を開催します。課題本はユベール マンガレリの「終わりの雪」です。
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- しずかに流れるみどりの川/ユベール・マンガレリ
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ユベール マンガレリはフランスの作家です。「しずかに流れるみどりの川」は小説の第1作にあたります。
2作目の「おわりの雪」、そしてその後の小説も父と子を主題にしています。静謐な文章は平易に書かれているにもかかわらず広がりをもって読む者にせまってきます。独特な雰囲気を持つこの本について例会で話し合うのを楽しみにしたいと思います。
宇治児童文学サークル1月の例会
2012年1月13日(金)宇治市小倉公民館で宇治児童文学サークル1月の例会が開かれました。
講師の川北典子先生もまじえて7名で賑やかな例会となりました。
課題本はリチャードペックの「ミシシッピがくれたもの」でした。
- ミシシッピがくれたもの (創元ブックランド)/リチャード・ペック
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南北戦争の時代、若く美しい2人の女性がニューオリンズからミシシッピ川をさかのぼってやってくるところから物語は始まります。
背景となっている黒人問題は私は歴史の勉強で触れただけだったので、この本で始めて知った事がたくさんありました。
作者は社会問題については静かに淡々とした態度ですが、その時代に生きる人物を生き生きと描きだしており、とても魅力的でした。
戦争の過酷な状況の中でも家族を大切に生きていく姿に心引かれました。多くの若い人にも読んでもらいたい本だと思います。