我が旦那様は、我が家の2.26事件を絶対に忘れない | ねこもの事務職24年、母親19年、だけど、乙女心でチクッとささやき

ねこもの事務職24年、母親19年、だけど、乙女心でチクッとささやき

子宮筋腫を大きく育てすぎて、子宮全摘し、自分のこれからの健康や人生を考えるように。子育て(大学1年息子)、仕事(事務職)を交えつつ、日常について思うところを書いてます。

我が旦那様は、我が家の2.26に起きた事件を絶対に忘れません。

私は、忘れちゃう時あるけど。











こんにちは!ねこもです。

今日もチクッっとささやきへようこそ!



今日は、2月26日。

今から88年前の今日、陸軍皇道派青年将校20名が、陸軍の兵約1500名を率いて重臣を襲撃、首相官邸、陸軍省、参謀本部、警視庁、国会など永田町一帯を占拠した、歴史の教科書に名前が載っている事件があった日である。








が、これから話すことは、今から18年前に、ねこも家で怒った、いや、起こった事件だ。








あれは、息子さんが産まれて5ヶ月、初めての育児に疲れ切っていた、寒い日のことだった。








家で1人で子育てするって、毎日毎日、子供の相手ばかりで、大人との会話が極端に減る。

子供が産まれるまで、仕事をして社会と繋がっていた人間には、過酷な日常。

そんな中、大人枠として、1番近い存在なのは旦那様なわけで。







日々、旦那様の帰りを心待ちにしていた。

私の大人の話し相手、そして、わずかでも息子さんの面倒を私に代わってみてくれる相手。







しかし、これがなかなか上手くいかない。

こちらが子供の話をしても、旦那様は、話聞いてるんだかいないんだか。話せば話すほど、話してるこっちがモヤモヤがたまる。あの頃の自分は疲れ切っていた。







そんな2月26日に事件が起きた。








その日、待っても待っても来ない旦那様からの帰るコール。

私の苛立ちは、時間を追うにつれて積み重なっていく。







そして、旦那様の仕事の定時を、とうに過ぎた頃、

旦那様からの電話が鳴った。








出ると、電話の向こう側は、大人たちがお酒を飲んでざわめいている声がする。

旦那様の「今、会社の人と飲んでてさぁ〜」と楽しげな声が聞こえた。







私の中で、何かが切れた。








そして、一言ぶっ放した。









「今日、結婚記念日だけど」




その後のこと、今となっては、ほとんど覚えていない。旦那様が慌てて帰ってきて詫びられたようだけど、今となっては、ほとんど覚えていない。







ただ、あれ以来、旦那様は結婚記念日を絶対に忘れないようになった。

そして、私のほうは、結婚記念日に幻想を抱くのはやめて、結婚記念日を直前まで忘れるようになった。






今年も、旦那様は我が家の2.26事件を忘れていなかった。







なんか、結婚記念日を覚えてると言うより、あの日の2.26事件を覚えてるんだろうね。







今日も読んで頂きありがとうございます!