こんにちは!ねこもです。
今日もチクッとささやきへようこそ!
先日、とある方のブログを読んでました。
その女性には、成人して、家を出た娘さんと息子さんがいます。
久しぶりに娘さんに会って1人暮らしの話を聞くと、
週末に作り置きをして、平日はお弁当を作って、自炊して、無駄な食費を出さないようにしていると。
実家暮らしの時には考えられない娘さんの成長に嬉しくなりながらも、
実家暮らしの方が、ご飯は、母親が作ってたから、楽なのでは?と聞いたところ、
「今の方が良い、実家の時はご飯を作らなくて良くてありがたかったけど、作ってくれたその料理を食べたくない時もあった。今は、自分の気持ちで自由に食べたいものを考えられる」と言われたとかで。
言われたその女性は、結構な衝撃を受けたそう。
好き嫌いの多かった娘さんに対して、どう食べさせるか常に考えて、頑張って作っていたのに、とかなりショックだったとの事。
そう、わかる!!!お母さんは、子供達や家族の為に、頑張ってご飯を作る、それを食べたくないって言われたり、好きじゃないって言われたら、ショックに決まってる!
私も、息子さんがかなり小さい時に、息子さんにお店の餃子とママが作る餃子、どっちが好き?と聞いた時、
「お店の餃子!」と即答されて、すごくショックだったもの。
でも、そもそも、素人の味にプロの味が、かなう訳もなく、
お店の餃子が好き!と言うのは、息子さんの正直な気持ちだった。
あの時、「ママがお前の為に一生懸命作ったのに」とは、言わなかった、私。
それは、私が幼稚園の時、
母の不味かった味噌汁に「美味しくない」と言ったら、
母に、「私の作ったご飯が食べられないなら、二度と私のご飯を食べるな!」と言われた経験から来る。
1人でなんて生きていけない子供に対して、それ言いますか?
それを言われたのは、たった一度。
なぜなら、私がその後、二度、母のご飯を不味いと言わなかったから。
頭の中で、母のご飯は不味い、でも食べなければならないとインプットされたから。
いくら、愛情がこもってたって、不味いもんは不味いけどね。
私は、母の事を、お母さんだと思うと同じくらい、鬼ババアだと思ってた。
そして、自分が母親になって、母と同じ事はするまいと誓った。
でも、これが結構大変で、
やっぱり、自然と自分が受けた事をそのまま子供に返したくなることが何度もあった。
だって、そうやって生きてきたから。
けれども、頑張って耐えたと思う。
プロの味は、やっぱり美味い。
自分のお母さんの料理が、絶対美味しいとも限らない。
料理の苦手なお母さんがいるのも当たり前。
味じゃなくて、気持ちでご飯を食べることも時には必要。
料理を必死で頑張る人もいる。
料理を作るのが大好きで、楽しんで作っている人もいる。
世の中色々。
それで良い。
自分のお母さんが作る料理が1番!である必要はない。
今日食べたいものと、出てきたご飯が違うことなんて、当然ある。
お母さんが悲しいのは、一生懸命考えて作った気持ちを否定された気がするからだけど、
それは、決して、お母さんへの否定じゃないんだ。
だから、傷つくことは、ない。
そう思う。
今日も読んで頂きありがとうございます!