車のファンモーターとは、車のエンジンを冷やす役割を持つラジエーターを冷やす役割と、エアコンの冷却機能を高めるコンデンサーに送られてきたエアコンガスを冷やす役割を持った機器のことをいいます。


簡単に説明すると、車のエンジンを冷やす役割と、エアコンの冷却を高める役割です。

ほとんどの車が1つのファンモーターでラジエーターとコンデンサーを冷やしていますが、大型車種などの冷却機能が間に合わないものは、2つ備えられていることがあります。

 

車のファンモーターは、車のパーツの中でも重要視するパーツの1つで、故障するとエアコンが冷えない、エンジンに熱がこもる、異音が発生するなどの症状が出てきます。

最悪の場合、エンジンが壊れてしまい、車が動かなくなる可能性もあります。

 

ファンモーターの故障の症状を時期別に紹介します。初期の時に気がつけば、車が止まる前に交換する事ができます。

 

 

ファンが故障した時の異常
 
ファンモーターが故障すると、「カラカラ」「キュルキュル」といった異音がしてきます。
 モーターが故障すると、送風できなくなってしまうため、エアコンの風が流れてこなくなります。 
 
異音がする場合にも交換が必要となるケースが多いでしょう。 
業者によっては修理で対応してくれるところもあります。
 
車が停止していると暑くなり、走り出すとエアコンが涼しくなるなどのエアコンの送風がおかしいなと思ったら、ファンが壊れ始めてる可能性はあるので車の修理屋でチェックしましょう。
 
 
ファンベルトの交換時期は5年から10年
 


ファンベルトの交換時期は、使用年数を目安にすることができます。 
車両の使用年数が5年から10年以上であれば、経年劣化している可能性が高いため、ファンベルトを交換することがおすすめです。 
ファンベルトの交換は、定期点検のタイミングで整備業者から指摘があります。
 

ファンは明確には決まっていませんが、目視で汚れや劣化が目立っていて5年以上経っているなら車の修理屋に検査してもらって、動作確認をしましょう。エンジンをかけてから一定時間でファンが回り始めるので、そこで異音や動作の異常に気付くことができます。

 

ファンは扇風機と同じで高速で回転する為、動いている時などに手を入れるとキレるので、完全に止まってから修理屋に診てもらってください。修理屋の指示に忠実に従いましょう。

 

小型車は一つのファンでラジエターもエアコンも冷やしていますが、大型車になると複数のファンで冷やしています。

 

 

ファンベルトは、修理屋もすぐに異常に気付くので、そこが原因で壊れることはごく稀ですが、長距離を運転する場合には、自分で点検も重要でしょう。

 

ファンベルトは断絶や脱落といった決定的な故障を起こす前に、「キュルキュル」という異音が発生する場合があります。

また、ボンネットを開ければ状態を確認できるため、じっくりと注視すれば素人の目でも劣化のしるしであるひびや亀裂を見つけることも可能です。

 

ファンベルトを見て、以前より緩んでいるとか、ひび割れが多いと感じたら修理屋に頼んで交換してもらいましょう。