バプテストのヨハネは、マラキ書の3章と4章に収められています。
イエスが来ることで真の崇拝が回復される事が予言されていますが、ヘブライ語聖書の最後の部分だけに、唐突に追加されたと思うような部分もあります。
ここから400年ほど期間が空くわけですが、ヨハネの予言まで正確に成就しました。
ヨハネやイエスの名前は、ヘブライ語聖書の中では出てこないので、2人にために神が用意していた名前なのでしょう。
ヨハネの名付けのエピソードが目立っているのは、ゼカリアが信じなかったのでヨハネと名付けるまで喋れなかっただけで、イエスの母のマリアや養父のヨセフも信じなかったら何かしらの身体的問題が現れていたのかもしれませんね。
2人はあっさり信じたのでイエスの名付けが全く目立ってませんが、その後のヨハネの成長から良い影響を受けたイスラエル人は、息子にヨハネと名付けるようになりました。ここからヨハネが偉大だったであろう事は分かります。
ヨハネという名前には、「エホバは恵みを示してくださった」という意味があるようです。
またイエスにも「エホバは救い」という意味があります。イエスは当時良く用いられていた名前のようですが、ヘブライ語聖書の中ではあまり見られません。
こう考えると、ヘブライ語聖書に登場する人物とギリシャ語聖書に登場する中で同じ名前なのは、ヤコブとサウル(パウロ)、ヨセフ、ユダくらいですね。ヘブライ語からギリシャ語が主流になったので名前の習慣も変わったのかもしれませんね。
しかし、聖書を読んでいるとまた違和感のある部分に気がつきました。イエスとヨハネは、6ヶ月ほどの年齢の差がありますが、イエスが産まれて間もなく、ヘロデが2歳以下の子供を殺そうとしました。
ヨハネはギリ無事な年齢だったのでしょうか?
そうなると、ヨハネが2歳越えでイエスが一歳半前後の時にヘロデの大量虐殺があったことになります。ヨハネは2歳以上だったから助かったのでしょうか?
登録制度があったから調査から年齢が判別されたのかもしれませんね。でも、カエサルの布告は意外と急に決まった制度だったので、イエスの母マリアがベツレヘムまで行ってイエスを出産したエピソードがありますが、ヨハネの時はギリギリ要らなかった可能性はあります。
ヘロデはおそらくカエサルの登録制度を逆に悪用して、メシアであるイエスを葬り去ろうとしたのかもしれませんね。そうなると、カエサルの登録制度でさえも、サタンが裏でイエスを葬り去ろうとしていた可能性は否定できませんね。
カエサルの登録制度→マリアが移動してイエスの誕生が難しい状況になる→馬小屋で生まれる→占星術士たちの訪問→ヘロデがイエスを探そうとする(登録制度の利用)→イエスはエジプトへ避難する→2歳以下の男子を殺害する
カエサルの登録制度もイエスの誕生とほぼピンポイントで始まっているのが恐怖を感じさせますね。ある意味で、ヘロデが子供を殺そうとしたのも、この登録制度が引き金になっているようにも思います。おそらくは探し出せる程度の人数だったのだろう。
次は、バプテスマについて考えていきます。イスラエルの悔い改めは、断食や祈り、粗布を身に纏うとかだったのに、どこから水に潜るという行為になって行ったのでしょうか?