宗教家や個人の意見によって、神様がいるとか助けてくれるという人もいれば、神様など居ないし、存在してても助けてくれないという人もいます。

 

実際、宗教で人々を教えているのは、上位の方なので当然神様が助けてくれて優しくて思いやりのある方ですという返答しか来ません。

 

本人がそのように本気で信じている場合もあれば、宗教組織からの圧力などで組織と合わない内容を言えば、淘汰されるわけです。

 

逆に、破門されて悲惨な生活を送っているなら、神様はいるかも知れないが、残虐性が酷くて愛など無い奴だと結論付けるわけです。これもまた人間に影響を受けているので、正確な答えとは程遠いです。

 

このように神様を信じている人を見れば、本人からして成功していれば神様がいると結論できるし、本人からして成功していなければ神様など居ないか、居ても助けてくれない無情な奴と結論付けられるわけです。

 

これでは、いつまで経っても神様がいるのか、どのような性格を持っているのかも分かりません。聖書は、神様が人間を用いて書いた本であり、正確であると言われています。もちろん神様の特質を描写していますが、実際に細かい細部までは分かりません。

 

聖書のエピソードは人間とはかけ離れた状況によるので、神様の見方と人間の見方との食い違いがあり、そこから人間が本当にダメなのか、神様が厳し過ぎるのか判断できません。という事は、限りなく人間の生活に当てはめた状況を再現する事で、神様の性格と人間がなぜ間違っていたのかを考察できるかも知れませんね。

 

もちろん、かなり大幅にエピソードが変わるので、間違いなく神様の性格がこれだとは言い切れませんが、ある程度の性格を分析する事は可能です。ここから、神様がもしも人間だった場合はどんな性格や行動を取っているのかが分かるかも知れません。

 

そこから、自分達の行動や考え方を調整する事で、神様との正しい距離感や対応が分かる可能性はあります。もちろん、神様の真の目的や裏に隠された真相などは分からないかも知れませんが、ある程度まで人間が合わせる事は可能になるかも知れません。