これもビジネスの基本テクニックの一つですが、聖書中でも他の人が喜んでいるという描写はあります。
一応、神と人類が当事者なので、それ以外の生き物が第三者になるわけです。
イエスもおそらくは第三者話法を取り入れていたのでしょう。
もう少し具体的なら分かりやすいですが、今回は分かりにくいかも知れません。
むしろ、パウロの言葉の方が第三者話法に近いものもありそうです。
今回は、イエスの言葉を引用しています。
ルカによる福音書 15:7
ここで罪人が悔い改めるなら、第三者である天使たちも喜びの声をあげると言われています。
ここでは、罪人一人の悔い改めが、天使たちにとっては喜びとなる事を示しています。
確かに、他の人も喜んでいると知ると力を得られるかも知れませんね。
第三者話法は、自分と同じ立場の人の喜びの声なので実際には少し違うと思いますが……。
実際に宣教に当てはめるなら、以前は罪人だった人々が洗われて清くなって生活を豊かにしていると喜びの声をいただいております。
罪人「殺人とかより淫交や盗みなどまだ悔い改めれば生活し続けられるレベルの人」が聞くと、自分も変われるだろうと感じて聖書に興味を持つかも知れません。
この第三者話法を宣教奉仕に取り入れてみましょう。
今回は、普通の人に話すのと、タバコやポルノを辞めたいと思っている人の2種類を作ります。
普通の人バージョン
「こんにちは、私は……」
「あっ、聖書の話は結構です」
「そうですよね、今まで多く聞いてこられましたよね。〇〇さんは、主婦でお間違い無いでしょうか?」
「ええっ、そうですよ。たまに仕事もしてますけど……」
「ちょうど良かったです。実は、最近主婦の方が意欲的に聖書の話に興味を持っておられて、話を聞いて本当に為になったとお喜びの声をいただいているんです。どうしてだと思いますか?」
「えっ、やっぱり聖書の言葉は良い言葉だから感動するんじゃないかしら?」
「そうなんです。ちょっとここの格言1:8〜19を見てください。
〇〇さんもそろそろ息子さんがお仕事を始める時期だと思いますけど、この聖句は今まで自分には関係ないと思っている人が多かったんですが、実は今の世の中にはピッタリのアドバイスになっているんです」
「あー、最近は闇バイトとか怖いものね……」
「そうなんです。でもこの聖句を読むと、お子様達も給料の良過ぎる仕事は危ないという事も分かる内容になっています。ここでは仲間だと思わせて、実は餌食になってしまう事を教えているんです」
「〇〇さんは、息子さんが良い仕事について幸せに生きていきたい事を願っておられるはずですよね?」
「ええっ、それは当然ですよ」
「聖書には、このように為になるアドバイスが書かれていると、今学びたいという人が多くいるんです。
まずは、この短いブロシュアーから聖書が実際に何を教えているのか見てみませんか?
ぜひ、〇〇さんの意見を聞かせてください。
だいたい一説くらいで5分から10分くらいで話終わる内容となっています」
「そうね、じゃあやってみようかしら」
罪人バージョン
「〇〇さんは、タバコを止めたいとおっしゃってましたね」
「そうですね、自分の体にも害はあるし、家族や友人にも害があるのはわかっているのですが、どうにもやめられなくて困っています。
気がつくと、あれっ?と思った時にはタバコをふかしているんです」
「なるほど、タバコは害になりますし、やめたいと思っても難しいですよね……。
そんな〇〇さんのような人が、聖書を学んでタバコを止めることができたと多くのお喜びの声をいただいております。
やはりタバコを止めるには、本人の意思も重要ですが、周りの人の協力も不可欠なんです。
私たちが聖書や為になる言葉を教えて、〇〇さんをサポートしたいと思います」
「ありがとうございます」
「ですが、一番力を与えてくれるのは、誰か分かりますか?」
「いや、分かりません」
「ルカによる福音書11:13
ここでは、誰が力を与えてくれるとありますか?」
「天の父でしょうか?」
「そうなんです。創造者であるエホバ神は、地球や宇宙を作った莫大なエネルギーを、私達が正しく生活する為にも与えてくださるのです。なので、私達はエホバ神に力を与えてくださるように祈る必要があるんです。
次は、どのように祈るなら力が与えられるかをお伝え致します」
「お願いします」
このように第三者話法を取り入れることで多くの人が聖書に関心を抱くことができるでしょう。聖書には、人を変える力があるのです。ぜひ活用してみてくださいっ!
では、次は、相手が研究をして集会に参加したり、大会に参加するのに役立つビジネスのテクニックをお伝えします。
集会や大会が凄い良いのは知ってるけど、どうしても参加するのを躊躇っている人に、ぜひお使いくださいっ!