宣教の資料でもある点だと思いますが、いきなり相手の私生活などを質問しても驚かれたり怖がられたりするかもしれません。
なので、最初は簡単な内容について質問していきます。
聖書中では、イエスも使っていた方法に近いかもしれません。
マタイ16:13〜16
この聖句は、まずイエスが他の人々がイエスの事を何と言っているかを聞き、次に使徒達が何と思っているかを聞いた場面です。
なので、今までは、(人々が言っている事)→(あなたの考えている事)が一般的でしたが、今回はもう少し応用を考えてみましょう。
「〇〇さんは、最近のニュースで人が刺された事件を知っておられますか?」
「えっ、なんですか? 知りませんね」
「マクドナルドで、若い男女が刺されて、女性の方が亡くなるという事件です」
「あー、そういえばなんか聞いた気がするな」
「最近は、物騒な事件が多く起こっている気がしますよね?」
「外国人が入ってきて、犯罪を犯しても捕まえないようだしね」
「外国人の方を偏見的な目で見るのは嫌ですけど、政府や警察が適切な対処をしないと困りますよね。〇〇さんは、今はこのような人が多いと感じておられますでしょうか?
テモテ第二3:1〜5」
「そうだね、昔も少なからずあったけど、今は特にそういう人が多い気がするね。昔は宗教心があって、悪い事をしないように教育してたり、人が嫌がる事をすると自分にも返ってくるって見方があったけど、今は自分が良ければ他人はどうでも良いって人が多くて困るよ」
「そうですよね、〇〇さんのおっしゃる通りです。ここでは、今がどのような時であると述べられていますか?」
「困難で危機的な時代ってあるね」
「そうなんです。ですが、ここに終わりの日というのが見えますか?」
「意味は分からないけど、書いてるね」
「実は、困難で危機的な時代ですけど、この期間は短い期間だけなんです。その後は、神様が介入して世の中を良くしてくださるんですが、ちょっと信じられないですよね?」
「そうだね、ちょっと信じられないね」
「そうですよね、皆さんそう言うんですが、聖書が信頼できる本である証拠を知ると、「そういう状況で書かれたなら信じてみても良いかもしれない」と思われるんですね。
次は、聖書が信頼できる本である根拠を簡単に説明しますので、ぜひ〇〇さんの意見を聞かせてください」
「ちょっとの時間なら良いよ」
「ありがとうございます。また同じ時間に寄らせていただきますね」
このように相手が答えられる質問をして、興味を持たせて徐々に相手の興味を持ってもらう方法です。
パンフレットでも答えやすいようにできていますが、事前に最近起こった出来事を質問してみると効果的です。
「ガソリンが高くなって、ちょっと生活に不便を感じますよね?」
「そうだね、灯油もガソリンも高くなって、ホント困るよね」
「〇〇さんは、このままの生活が続くとどうなると思いますか?」
未来のパンフレットを見せて、答えてもらう。
「良くなって欲しいけど、今の政治だとダメだと思うね」
「そうですよね、実は聖書にはこのような世界が来る事を予言しています」
「死がなくなるのは、信じられないね」
「そうですよね、昔からあるので突然解決すると言っても信じられませんよね。ですが、聖書が書かれる前は、人類は永遠に生きる可能性があったんです。聖書が書かれた目的は、人間と神様が再び和解する為なんです。
〇〇さんは、無限の力を持つ神様と仲良くなったら永遠に生きられると思いますか?」
「そうだね、死なないようにずっと命を守ってくれるならそれも可能かもしれないね」
「そうなんです。次は、将来の地球についてお話して、〇〇さんの意見を聞きたいと思います。このくらいの時間ならおられますか?」
「ガソリンが高いからたぶん家にいるよ」
このように、最初に簡単なニュースや新聞の記事を聞くだけで、一気に興味を持たせることが出来ます。ぜひご活用ください。
次は、相手が断った場合にどのように切り返せるかを話します。忙しい人や良く断ると思われる人にも有効な方法です。ぜひ参考にしてください。