相手のことを褒めますが、相手が謙遜して受け入れないって時も良くありますよね。

 

そうすると、せっかく褒めたのにお世辞のようになって気まずいですよね。

 

今回は、一度謙遜されてももう一度誉めて納得してもらうテクニックを紹介します。

 

聖書の出来事は近いと思ったものを参照してるので、ちょっと違うと思うところもあるかもしれません。

 

ヨハネの福音書13:6〜10

 

ペテロは一度イエスから足を洗ってもらうことを拒んでいますが、仲間である証拠だと言うとペテロは手も足も洗ってもらおうとします。

 

まあ、いきなり頭も手も洗うようになるのは、気まずいですよね。

 

なので、イエスは全身が清いと言ってペテロを褒めています。

 

このように、一度相手を褒めても、相手が拒絶した場合にもう一度具体的に褒める事で相手は納得して受け入れるのです。

 

さすがに、聖書はビジネス書ではないので、微妙にそっくり使っていると思う内容はありませんでした。

 

ですが、宣教において有益な方法である事は変わりません。

 

相手の心を開く事もできるので、この後の話も相手は耳を傾けやすくなります。

 

「〇〇さんは、とても良くお子さんを教育されてますね」

 

「いいえ、わたしの前ではわがままで、遊びたい盛りで困った子ですよ」

 

「そうなんですね、でもわたしにはしっかり挨拶してくれたので、〇〇さんの知らないところではしっかりと教育されたことを守っているんですよ。

お子さんは〇〇様に似ると言いますから、甘えたいお母さんの前ではわがままや遊びたい盛りでも、知らないところではしっかりと〇〇さんのように挨拶やマナーがしっかりしておられるんですよ」

 

「そうなのかしら、そうだと嬉しいわね」

 

「今回は、家族がしっかりとコミニュケーションを取ることが出来るアドバイスをしていました。最近のご家庭はコミニュケーションが上手く取れていないって方が多いんですが、〇〇さんはどう感じておられますか?」

 

「そうね、ちょっとコミニュケーションが足りてないのかも知れないわ。私もこの子もスマホを見てることが多いから……」

 

「そうなんですね、〇〇さんもおっしゃるようにスマホが出始めてからコミニュケーションが減ったと感じる人は少なくありません。なので、この聖句を紹介したいなと思い、意見を聞いております」

 

「どんな聖句なのかしら?」

 

「コロサイ3:21で、お子さんがせっかく親に何かを話そうとしても、親の皆さんが子供の話を聞かないとお子さんはどう思うと〇〇さんは感じられますか?」

 

「この聖句にあるようにいらいらしたり、がっかりしたりしそうですね」

 

「そうなんです。お子さんがせっかく話をしようとしても親の皆さんが忙しくて話を聞かないと、お子さんは徐々にコミニュケーションをしないようになってしまうんですね。〇〇さんは、お子さんがそうなってしまうと将来的にどんな問題にぶつかると思いますか?」

 

「うーん、重要な事でも話さなくなって、問題が起こった時にようやく知るようになるのかしら。そうなったら悲しいわ」

 

「そうですよね、なので子供が話しかけてきたら、なるべく時間をとって聞いてあげることが重要なんです。

 

手が離せない仕事をしている時は、何分後かに話を聞くといえば、お子さんは少し待ってから話してくれることでしょう。

 

むやみに断るだけだと、お子さんはいらいらしたり、がっかりしてしまいます」

 

「なるほど、そうやって時間を作るのね」

 

 

若い男性の場合

 

「凄く生活力もあって自立できてそうですね」

 

「いえいえ、仕事も順調じゃなくて、全然ダメですよ。健康面でも外食やインスタントフードばかりで医者から注意されてます」

 

「そうなんですね、そこはちょっと注意しないといけませんね。でも、〇〇さんが車や家が綺麗なので、しっかり掃除しておられる事は分かりますよ。綺麗な部屋で生活していると、気分も良いでしょうからね」

 

「そうですね、今日は彼女が来るのでちょっと綺麗にしています」

 

「あー、良いですね。じゃあ、彼女と上手くいく方法について話しますね」

 

「そんな事も聖書には載っているんですね」

 

「格言31:30、31 〇〇さんの彼女はとても美しい人だと思いますが、ここでは重要なのは彼女が行うことに関して褒めることを勧めています。

 

男性は特に女性の外見の美しさに目が行きがちですが、女性の方はあなたに対する行動や他の人に対する行動から褒められると喜びを感じる事もあります。

 

なので、彼女の外見を褒める事も重要ですが、行動や考え方を誉める事も重要なんです」

 

「なるほど、そういえば一緒にいて心が安らぐ時があるな」

 

「次は、男女がどういう生活をする方が幸福かをアドバイスしたいので、〇〇さんの意見を聞かせてください。〇〇さん達の将来にも関係する部分なのでとても重要だと思います」

 

このように、具体的に相手ができていることやどうしてそう思ったかを言うのが効果的になります。ぜひ活用してみてください。

 

次は、相手が自分の話に興味を持つ秘訣について語ります。どうぞ参考にしてみてください。