テレアポをしていると、トークスプリクトなどでカタカナ英語を見かけますよね。
どんな意味かよくわからないけど、ビジネス用語だからプロのビジネスマンや取引先の相手なら理解できるだろうとそのまま読んでいませんか?
その電話の内容、相手もわかっていないんです。
テレアポのトークスプリクトの大半は、実は相手に伝わりにくい内容が多いんです。
普通にトークスプリクトを見ていても、これどういう意味だよ……という内容の物ばかりです。
これでは、テレアポの契約社員がどう頑張って喋っても、取引先の相手に商品の良さが伝わることはありません。
実際、テレアポしている人の人の良さや、なんとなくの商品知識でアポイントや資料送付ができているに過ぎません。
今回は、アポイントを取るために分かりやすい話し方のコツを2つ伝えます。
トークスプリクトを読んで意味が分からねえと思った人は変えてみてください。
それだけでアポイントの確率は格段に上がります。
①文章が複雑で分かりにくい
テレアポで一番多いのが、文章が多くて説明口調なので分かりづらいという点です。
もちろんじっくり見れば、何を言いたいのかは分かりますが、電話で聞くと、相手はもはやお経のように聞こえて理解できません。
なので、忙しいからと電話を切られるのです。
一応、日本はマナーの良い国なので、全部一通り聞いてから断りますが、途中で内容は聞いていないことでしょう。
はやくしゃべり終わらねえかな……、よしっ断ろうっ!
とても残念ですが、それが電話を受け取る側の気持ちです。
テレアポの電話自体がウザいのに、意味不明なら絶対に断ります。
ちょうどその案件で困ってたという場合以外は、まじめに取り合ってもらえません。
改善する方法は、トークスプリクトの内容を読み取って、分かりやすく書き換える事です。
あなたから見て、スッと理解できる内容が相手が聞き取れる内容だと思っていてください。
また、同じフレーズを極力使わないことにしましょう。
何回も同じ事を聞いてると思うと、相手は電話を終わらせる事に考えが集中し始めて、内容が理解してくれません。
②英語のビジネス用語を使って話している。
英語のビジネス用語を使う方が、ビジネスマンは理解できるとか、専門業者なら理解できるだろうと思っていませんか?
確かに、トークスプリクトに含まれているので、相手は聞いて分かるだろうと感じるでしょう。
しかし、残念な事に理解できません。
それどころか、相手は意味を聞き返すのが恥ずかしいとさえ感じて、なんと無くの意味だけでテレアポの内容を把握しようと思うのです。
例えば、マーケティングと言われても、なんとなく情報収集のようなイメージを持っていませんか?
なので、マーケティング会社なんですけど、契約しませんか?と言われると、調査会社なのであなたの収益が出ない結果を分析して改善するようなイメージするでしょう。
実際には、その理解では半分程度しか合っていません。
実際のマーケティングの意味は、新規顧客獲得や売り上げ拡大、認知拡大など多岐に渡ります。
宣伝をしてどの程度多くのお客様に会社が知られたか、どこでその商品が売れるだろうかという分析された意見や、新しい商品の対する使い心地や改善提案などの分析なども行っているのです。
なので、ただ分析会社だと思われるのは、もったいなくないですか?
このように、英語の文章をそのまま話すのでは無く、相手が理解できるように説明する必要が出てくるのです。
①分かりやすく簡潔に話す。
②英語で誤解し易い内容は、説明する。
例 弊社は人材派遣を30年以上行っている会社で、日本とミャンマーに支部を持ち、アライアンス(業務提携)のお話ができないかとお電話しております。
弊社は日本語学校も有しており、派遣してくるミャンマーの方々の日本語レベルは3級以上で語学能力も安定しております。
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ぜひ一度、アポイントでお話しできればと思うのですが、いかがですか?
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どうですか?
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ぜひ、ミャンマーという異国の文化を取り入れて、あなたの会社をさらに発展させるお手伝いをさせてください。
今回は、業務提携という形で少しお時間をいただきたいと考えております。
ぜひ一度zoom会議であなたの意見を聞かせてください。
まあ、こんな感じで、相手が分かりづらいと思うような単語や説明は避けてテレアポしていきましょう。
2点3点の工夫が、アポイント獲得を可能にさせるのです。