ファリンを蘇生させたライオス達ですが、ファリンが疲れているやお腹が空いていることを感じます。

 

マルシルとファリンは温泉に入り、体が再生できていない部分を確認していきます。

ファリンは魔術の知識があるので、マルシルが使った魔法を良くないものと判断していました。

 

 

実際に良くないものなのか、無害なものなのかは不明ですが、人間は人知の及ばないことに恐怖します。そこから守られる事もあるので、あながち間違いではない感覚でしょう。

 

 

特に変わった様子は見せないファリンですが、魔力の供給をしたり、気分が良いと言っています。実は、ファリンは近眼で普段は目を細めているのですが、蘇生してからはずっと目を開けています。本人も気付いていないようですが、ちょっとした影響が出ているようです。

 

ライオス達が泊まった部屋は、トイレが7つという不思議な建物になっています。いくら大家族でもトイレ7つは多いと思われがちですが、現代のホテルや宿屋だとみれば、部屋が7つでトイレが7つというのは珍しくありません。おそらく黄金城の方が少し近代的なのでしょう。

 

昔は、部屋は7つだけど、トイレと風呂は共同というアパートやホテルも当たり前でしたからね。各自の部屋があるのは、宿屋としては有り難いですが、冒険者には危険と言えるでしょう。

魔物が奇襲を仕掛けてきたら、連携を取るのに時間がかかります。

 

ライオスとチルチャックは、地上へ戻った後の生活を考えていますが、この世界にも銀行があるようです。手形を作って、銀行と本人と保管してくれる場所に置いておくそうです。手形が無くても発行してくれるそうですが、それには1ヶ月ほどの時間がかかります。

 

 

その為、手っ取り早く金を得られる方法として、竜の部位を解体して持ち帰る提案を考えています。竜はどこの部位でも使えるらしいですが、それには持ち運べる規模や状態の良さで価格が決まるようです。

 

そうこうしていると、センシがレッドドラゴンの調理をし始めます。レッドドラゴンの燃料袋も開いたために、着火するのは危険でした。ライオスとチルチャックの心配していた通り、センシは流れるように火を付けます。

 

凄まじい爆発音が鳴り響きましたが、ファリンの防御魔法により、最小限の被害で済みました。

センシのパンツがちょっと見えただけで済みましたが、ドラゴン内の火は消えず、しばらく燃えています。そこから調理法を考えるセンシは流石ですっ!

 

 

 

 

ファリンの異変に気付きますが、今のところ問題はないので、一行はレッドドラゴンで食事をし始めます。メチャクチャ美味そうです( ^∀^)

 

 

料理を食べ終わって、ライオス一行は眠りにつきますが、なにか不穏な空気を感じ取ったのか、ライオスはファリンを抱きしめます。その一行には、謎の人物が接近しており、レッドドラゴンの死骸と古代魔術を確認していました。

 

 

ライオス達は無事に地上へと戻れるのでしょうか?

だいたいこの辺が第一部として扱われています。