地下5階にきたライオス達だが、すでにオーク達はいなくてワーグが死んでいるだけだった。

地下4階では魔物に溢れているのに、地下5階はレッドドラゴン以外あまりモンスターがいる気配はない。どうやらダンジョンの変化とも関係があるらしい。

 

至る所にレッドドラゴンが出没した後はあるが、レッドドラゴン自体はまだ居ないようだ。どうやら地下5階を一定の頻度で巡回しているようだ。それで、レッドドラゴンの不眠不休で動き続けていると予想する。ファリンの消化される可能性も高くなる。

 

 

地下5階の地形を利用して戦う作戦をとるライオス達。確かに、地形は戦況を左右する要素も多い。マルシルの魔法とライオス達の武器が唯一の頼りのようだ。

 

確かに、マルシルの魔法は大抵の大型モンスターには効きそうだだが、ライオスの剣は地下2階で拾った剣なので、本来のRPGゲームなら役立たずのゴミである。

 

ナマリの鑑定でもしてもらえれば、ケン助が効くかどうかも判断できるのだろうが、魔物が潜む剣を鑑定するのは、ライオスも避けていた。とりあえずオーク達の武器とか揃えておいた方が良さそうなのだが……。

 

ナマリの話からセンシの鍋が竜の攻撃をふせぐと判断、しかしテキトーな判断で決めてしまって良いのだろうか? センシの包丁も特別性だと勘付くチルチャック、良い判断力はある。ほぼマルシルの爆発とライオスが逆鱗に剣を刺してトドメを刺すというシンプルな作戦が決まった。

 

いや、こんな作戦では死ぬのでは? と思うところから食事が始まり、うやむやな状態で対レッドドラゴン戦へと突入して行く。いや、攻撃力も防御力も足りてないんだけど……( ;∀;)