ダンジョン飯にはさまざまなパーティーが登場しますが、研究者なのにそこそこ強いパーティーがタンス夫妻達です。

 

最初は、ナマリを盾に使ったり、無償での治療を断ったりと嫌なイメージですが、実際には良い意味での頑固ジジイです。

 

 

現実世界でコンビニ店員やスーパー店員にクレームを入れてくるような害悪頑固ジジイではなく、ちゃんと正当な理由を付けては人助けをしてくれるので、恩着せがましくなく、素直に手助けを受け入れる事ができます。

 

エルフは寿命と容姿が一致し難いので人格者かどうか分かり難いですが、ノームの彼らは見た目と年齢がほぼ一緒なので、人格者だと容易に分かります。

 

ちなみに、彼らのつれている褐色のトールマンですが、女性の方がキキで、男性の方がカカです。

 

 

タンスさんは、ウンディーネを説得しようと試みますが、ダメだと分かると別ルートの捜索を始めます。その時に、ライオス達に護衛を依頼しますが、見返りにマルシルを治療することを約束します。

 

なかなか判断力と決断力がありますね。

まあ、2巻の宝蟲の時に宝石を捨ててなければ、今頃は回復されているでしょうが……。

 

テンタクルスは厄介なモンスターのようですが、弱点があるのか、ボウガンで1発で仕留める事が出来ました。正確な射撃精度を持つ、チルチャックさんなら余裕で倒せたのでしょうが、今回は弓もなく、現場にもいません。ナマリがなんとか倒しました。

 

ナマリも父親以外は問題がない良い人で、父親が不正をしていた人間関係によって仕事が見つからない窮地に陥っていました。そんな時にライオスパーティーに参加したので、内心ではファリンを助けたいと思っていたようです。

 

しかし、深層でモンスターに食われる事は、かなりの危機であり、なんの準備もなければ同じような結末になる事も分かっていたのでしょう。一応、ダンジョン内だと死者も復活し易いので、だんだん死の感覚が軽くなっていきます。

 

死んでも生き返るから大丈夫という見方は危険で、油断をしていたら復活できない場所や誰も発見できない場所で朽ちていくこともあり得ます。ウィザードリーでは、何度灰状態からロストしたことか……。

 

ゲームでは、復活前にセーブして、回復失敗したら電源を切ってやり直す方法もありますが、ダンジョン飯の世界では、ロストしたら終わりです。なので、死という概念は、実はハッキリとしているのです。

 

 

ライオス一行は、マルシルを治療してもらい、なんとか体を修復しましたが、それでもマルシルの魔力は回復していないようです。なんとか魔力が回復する方法があれば良いのですが……。