クラーケンとの戦闘によって得た寄生虫を美味しく食べたライオス達だったが、ライオスが寄生虫にやられて死にかけていたので、一行はしばらく休憩することになった。

 

 

いや、ダンジョン内で最初の危険が普通の寄生虫とは……。

マルシルは、ライオスやチルチャック、センシにファリンとの出会いを話し始める。

 

この回想の中に、マルシルとライオスの共通の夢があった事が明らかになった。

もちろん、ライオスの夢が語られるのはもう少し先になるが、マルシルもライオスと同じような考えをしていたようだ。ここが問題のシーンだっ!

 

 

なんとマルシルは、無害な迷宮を作って魔物を育てようとしているのだ。

これはのちのちライオスの考えとも一致している事が明かされている。

 

もちろんライオスは食物として魔物を養殖したいや、魔物と共存したいようだが、だいたいは同じ考え方を持っていると言える。

 

そして、マルシルは基本的な方法と理論で擬似的なダンジョンを作ったが、それはファリンが実際のダンジョンを真似て作ったダンジョンには及ばなかった。

 

つまり、ダンジョン内は魔物達にとっても意外に過酷という事らしい。

仮に、冒険者がある程度多くの魔物を倒しても、ダンジョン内ではさほど問題にもならないほどの弱肉強食の世界なのだ。

 

この現実の世界も、一見過酷に見えるかもしれないが、実は絶妙なバランスで成り立っているらしい。そういう意味では、野生の獣はもう少し大きくて、人間が脅威を感じるくらいの方がバランスが良いかもしれない……。

 

ライオンとかトラとか野獣が1日に数十人くらい食べられるくらいが、普通の世界なのかもしれない。そういう意味では、人間は強くなりすぎて、生態系に影響を及ぼし過ぎているのかもしれないですね。

 

そういう意味では、世界はダンジョンと魔物を求めており、異形の怪物やモンスターなんかが生まれた方が世界は平和になるのかもしれませんね。ぜひ、科学者や生物学者は、魔物を生み出して、世界中に生息域が拡大して欲しいものですね( ^∀^)

 

ちなみに、ライオスの犬のモノマネが上手いもちゃんと伏線回収されます。

獣系モンスターなら、犬のモノマネだけで撃退できるほどです。