エホバの証人の虐待事件で、いろいろと不安を感じている人は多いと思います。真実を言うと、エホバの証人の主張も元二世の方々の主張もどちらも正しいのです。

 

まず1970年代にエホバの証人は、日本に進出してきました。その当時は、今では考えられませんが、教師が竹刀で生徒を叩くという指導が普通に見られました。

 

当然、親や教師も言うことを聞かない子供をものさしや棒で叩くことはシツケの一環で普通に見られました。

 

エホバの証人の親も自分の息子や娘にムチとしてシツケを取り入れた事があります。さすがに、子供が集会中に寝ることを叱るのはやり過ぎですが、その当時はそれも分かっていませんでした。

 

逆に言えば、それだけエホバの証人の子供が学ぶ事に熱心だったのでしょう。熱心でない子はムチで叩かれます。

 

エホバの証人のアメリカ本部も日本の教育制度を理解するのに時間がかかりました。1980年代になり、ようやく親たちの虐待問題に気が付き始めます。

 

1990年代になって、ようやくモーリモレル兄弟などの宣教者の兄弟から、大会によってムチによるシツケが間違っていることが注意されて、ムチによる虐待はなくなりました。

 

ムチによるシツケは、実はまだ良い方で、子供たちも親の愛情の行き過ぎた結果である事は理解していました。問題は、一世の親が子供の教育をあまりしないでムチによるシツケをしていた事が原因でした。

 

一世の親は不思議な考え方を持っており、自分が聖書教育を受けているのだから、子供たちも当然聖書の教えを受け入れるものだと考えていたことです。

 

つまり、親は他の兄弟姉妹からじっくり時間をかけて聖書を学んで理解しても、それを子供に教える事はしませんでした。おそらく子供が一緒に学んでいると誤解していたのでしょう。

 

これがエホバの証人の親が子供を虐待しているという事の真相です。親は自分がじっくり学んで理解した内容を子供にはじっくりと伝えずに、ムチでむりやり学ぶように強制していたのです。

 

聖書の内容を理解した子供は、エホバの証人として成長できますが、理解していない子供は親に反抗して離れていきます。

 

親や地元の兄弟姉妹によって、むりやりエホバの証人にされてしまった子供は、のちのちの生活の厳しさだけを体感して離れていき、エホバの証人に反抗する形になってしまいました。

 

地元の兄弟姉妹の中には、多くの人をエホバの証人にすれば組織内で権力を持てると考えられていて、中には子供が注解でエホバの証人を目指して頑張りますなどの注解をしただけでバプテスマを受けさせた長老もいます。

 

今では、3人の長老から認められてようやくエホバの証人になれるのですが、それには厳正な基準が設けられており、数回ほど話し合ってようやくなれるエホバの証人もいるようです。日本人の長老たちは特に厳しく、確実にエホバの証人としてやっていけると考えられる人だけにバプテスマを施しています。

 

つまり、親の無知なムチ打ち+親の子供に対する教育不十分+邪悪な野心的な考えの長老たちによる強制的なバプテスマ によって今の反対している元2世クリスチャンのが誕生してしまったのです。

 

これは、エホバの証人の教えとは完全に真逆であり、親と長老たちの悪行と考える事ができます。

 

つまりエホバの証人の本部は対して関係なく、日本支部独自の問題とも言えるでしょう。本部のエホバの証人は、そのことも踏まえた上での判断が必要になってきます。

 

もしも、2世の方であまり親や長老から充分に教えられていないという人もいるかもしれません。中には問題のある長老から半ばむりやりにバプテスマを受けたというイメージを持っている方もいます。

 

彼らが望むのなら、最初から聖書研究を始めて充分に教えられる必要があるでしょう。彼らの中には、自分の間違いを認めても、エホバの証人の愛を感じれなくなっている方もいます。

 

むりやりに教えるようにするのではなく、父親が困っている息子を助けるように近づいてあげてください。同世代の兄弟姉妹では、彼らのプライドを刺激する可能性が高いので、ある程度高齢の方が望ましいでしょう。まあ、場合によりますけど(・∀・)