マカバイ記の5章まで読みましたが、面白いですね。
聖書の聖典入りしてないのは、筆者の偏見が強いからでしょう。
それでも、それによって面白い事が起こっていると思います。
ぷれみあむ白猫パンチの個人的な感想ですが、筆者はおそらくダニエル書の予言を読んでないでマカバイ記を書いていると思われます。もしもダニエル書を見て、書いているならば予言を重点的に置きながら書くのが普通だと思います。
しかし、マカバイ記の作者はアレクサンドロス大王やアンティオコスを邪悪な支配者や諸悪の根源という表現を用いているのです。まるで歴史をそのまま感情に任せて書いたふうな描写ですが、実はダニエル書の予言とマッチしています。
もしも彼が狙って書いたとしたらなら、聖典と呼んでも差し支えないのではないでしょうか?
一見予言なんか知らない風ですが、予言の成就を告げているのです。ちなみに、イスラエルは復興してから、神に補償されるほど神聖な状態を保つと予告されていました。
マカバイ記では背教の描写はあまりなく、反対に所要各国からの迫害や誘惑に直面している様子が描かれています。一度に数千人も殺される迫害や攻撃を耐えており、各地の戦争の様子や戦略などが書かれています。まだ途中ですが、なかなか面白い資料です。