アニメには、原作漫画では出てこないけど人気になったキャラクターもたくさん登場します。
今回は、テレビアニメで人気だけど、原作漫画では出ていないキャラクターなどについて説明します。
名探偵コナンの高木刑事
名探偵コナンは数十年にわたって放送され、映画にもなっている人気アニメですが、その中のキャラクター高木刑事は、原作漫画からの登場ではありません。
実は、映画で使われたモブキャラ刑事だったのですが、白鳥警部のライバルキャラとして登場したのです。そう、白鳥警部も映画オリジナルキャラであり、漫画で実際に出て来たのは佐藤刑事という女性キャラクターでした。
しかし、青山先生が刑事の恋物語も描いてみたいというので、佐藤刑事を中心に高木刑事が抜擢されて、白鳥警部がライバルキャラとして登場するようになりました。この警察の恋物語は映画化でも高木刑事と佐藤刑事の関係が取り上げられており、一応は完結済みとなっています。
しかし、コナンで主要キャラは死なないというジンクスがある為、コナンが最終回に進むにつれて高木刑事が殉職するのではないかと一部のファンでは推測がなされています。
さすがに、高木刑事は良い人過ぎるし、黒幕としてはキャラクター的に弱過ぎるので、コナンや佐藤刑事、その他の重要人物を庇って死ぬ可能性が高そうです。刑事物に特有のラッキーアイテムで銃弾を防ぐというイベントもありそうですが、読者の涙を誘うならやはり殉職させるのが相応しいかもしれませんね。
中二病でも恋がしたい 凸守早苗
中二病でも恋がしたいの部活メンバーといえば、小鳥遊六花と凸守早苗や五月七日くみん先輩などが挙げられますが。実は凸守とくみん、この2人の女の子はアニメオリジナルキャラクターです。
凸守と六花のギャグや凸守と森夏美など名コンビが多かったので全く知りませんでしたが、原作の小説には登場していないようです。
しかし、今では人気キャラクターとなっており、人気投票でも上位を獲得するなどアニメでは異例の待遇となっています。
むしろ、この2人がいなくて、どうやって話ができているのかの方が気になりますよね。
六花が落ち込んだ時などに気遣いを示しているのに対して、森夏美はほぼ無関心だった気がしますし……。
鋼の錬金術師 ライラ
こちらは途中まで原作に基づいて作られたアニメですが、徐々にアニメオリジナル展開になっていきます。
原作漫画がアニメに追い付いてしまったので仕方ないのですが、意外とアニメオリジナルでも話のストーリーは良く、ハッピーエンドで終わっていないのでダークファンタジーさが増したような感じの作品になっています。
原作ファンなら当然鋼の錬金術師のフルメタルアルケミストを推すでしょう。
確かに、完結していて、主人公とヒロインがハッピーエンドなので良い結末と言えるでしょう。
このアニメは、主人公とヒロインが結ばれることは無く、モヤモヤ感が残ります。
しかし、人生の真理をついているという指摘もあり、根強い人気を持っています。
今回は、鋼の錬金術師に登場するライラというキャラクターがアニメオリジナルキャラになります。
最初は、軍部のヨキを守る弱い錬金術師として登場しましたが、正義の錬金術師を目指しているという事で、エドワードにも危害を与えられませんでした。
次は、ダンテというイズミの師匠の錬金術師の家で働くメイドとして登場します。
良い師に巡り会えて、国家錬金術師になるかと思いきや、不穏な空気になっていきます。
エドとグリードとの戦闘で、ホムンクルスの弱点と黒幕が判明して、ダンテのところに戻るのですが、すでに屋敷はもぬけの殻になっています。
オープニングでは、ライラが敵キャラとして描かれており、怪しい笑みを浮かべた様子を見せています。このアニメは、錬金術よりも人間の所業の方が怖いというイメージが強いですね。