2011年9月に信じられない光景が目撃された。

なんと夜の道路を一人歩きする白装束の女性が、そのまま天高く、上へ、上へと上昇していく画像である。

 

場所は、マレーシアのリゾート地ブキットティンギ。

撮影者は携帯電話のカメラでこの女性を撮影したという。

動画のタイトルは「real  ghost Pontianak?」だ。

 

 

実はこの女性、人間ではない可能性が高い。

というのも、マレーシアやインドネシアで言い伝えられている女性吸血鬼「ポンティアナック(Pontianak)」ではないかとの疑惑が浮上しているのである。

 

ポンティアナックは、出産中に死んでしまった女性の幽霊(吸血鬼)。

復讐のために村を威嚇、時には攻撃に転じることもあるという。

 

攻撃性は極めて高いので注意が必要だ。

特に、男性に対しては恐ろしく、襲って内臓を食べるという。

 

ちなみにポンティアナックという呼び方以外にも、カントラネック(Kuntilanak)、マーティアネック(Matianak)、ボーンチネック(Boentianak)と呼ばれているとのことである。

 

 

ポンティアナックは、たいていの場合は女性で、青白い肌、長い髪、白い服、といった姿に描写される。しかし男を食い物にするため美しい外見になれる。

 

この幽霊は、自分たちの夫が夜に道端で偶然出会った女性と性的関係を結ばないよう願う、マレー人の妻たちの産物である。

 

民間伝承では、ポンティアナックはたいてい満月に現れ、赤ちゃんの泣き声とともに現れる。

泣き声が穏やかならば、ポンティアナックはそばにいることを意味し、泣き声がやかましければ遠くにいることになる。

 

犬の遠吠えが聞こえたらポンティアナックはまだ遠くにいると、一部の人びとは信じている。

しかし犬が低い声で鳴いていると、ポンティアナックはすぐそばにいるという意味になる。

 

また時には、ポンティアナックの出現は、プルメリアの花のかぐわしい香りの後にひどい悪臭がすることで気付かされることがある。

 

ポンティアナックの犠牲者は、鋭い爪で胃に穴を開けられて内臓を貪り食われることによって殺される。

 

一部の事例においては、ポンティアナックは特定の男性に対して復讐を企て、その手で男性の男性器を引き裂くこともある。

 

もしもポンティアナックがすぐそばにいる時に目を開けたならばその目は吸い取られてしまう、とされている。

 

ポンティアナックは、乾燥させるため外に干してある服の臭いを嗅ぎ分けることで、獲物の場所を特定する。そのため一部のマレー人たちは、一晩中洗濯物を家の外に干しっぱなしにしようとはしない。

 

 

ポンティアナックはバナナの木 (pokok pisang) と何らかの関係があり、その魂は日中は樹の中で過ごしているとされる。

 

ポンティアナックを避けるためには、彼女のうなじにある穴に爪が差し込まれなければならない。その爪が抜けるまでは、ポンティアナックは美しい女性であり、よき妻であり続けるとされる。クンティラナックの場合は、爪は頭の頂点に刺される。

 

インドネシアのクンティラナックはポンティアナックに似ているが、クンティラナックは一般的には鳥の姿をしていて、処女や若い女性の血をすする。

 

飛ぶ際に"ke-ke-ke"と音を立てるこの鳥は、膣から出血させるという特徴的な症状の病気にするため、黒魔術を通じて女性の元に送られる。

 

女性の姿の際は、男がクンティラナックにアプローチしてくると、クンティラナックは突然振り返り、穴の開いた背中を露わにする。

しかしこの幽霊は、スンドゥル・ボロン (sundel bolong) として言及されることの方が多い。

 

マレーシアとインドネシアは、宗教色も強く、大抵が男尊女卑であり、夫が浮気しても咎められないが、女性が浮気すると死罪になっていた時もある。今は、それほど刑は重くないとされているが、それでも手足が切り落とされる危険はあるのだ。

 

浮気は、女性側も男性側も共に悪い裏切り行為だ。

男性だけが罪を軽くされる事に怒った妻達が作り出した怪談である可能性は高い。

または、本当に浮気した男性に復讐してきた女性かも知れない……((((;゚Д゚)))))))

 

ブログランキング参加中↓

https://blog.with2.net/link/?id=2112552

 

 

 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング

「#インドネシア」人気ブログランキング