最近では、日本人でも金銭的に余裕がなくて海外への麻薬取引に関わっている。

タイやインドネシア、マレーシアでも度々逮捕者が出ているようだ。

マレーシアで有名な逮捕者といえば、竹内真理子(46歳)だろう。

 

 

2011年10月25日に竹内真理子被告は、マレーシアの首都クアラルンプール郊外のシャー・アラムにある高等裁判所にて25日に、マレーシア国内に覚醒剤のメタンフェタミンを持ち込んだとして起訴られた。

 

日本人で元看護師の竹内真理子被告は死刑判決を受けた。事の真相は、竹内被告は、アラブ首長國連邦のドバイからクアラルンプール国際空港に到着した際に、3、5キログラムのメタンフェタミンを所持していたとして逮捕された。

 

竹内被告は、ある男性に騙されてメタンフェタミンが入ったかばんを運ばされただけで、自分は中身を知らなかったと証言していた。

 

マレーシアでは、薬物の密輸で有罪になれば絞首刑に処される事になっている。マレーシアの死刑囚は700人近くに達しており、その大半が男性で、死刑囚の3分の2以上の400人超が薬物関連の罪を犯して収容されている。

 

これを面白半分の他人事と思ってはいけない。コロナウイルスの蔓延によって、航空機会社も直行便ではなく、トランジット(他の国の空港を経由して目的地まで飛行する事)を多数利用しているので、トランジット先に空港でいきなり謎のプレゼントを渡される可能性がある。

 

 

私も日本からクアラルンプールへ行く際に、シンガポール空港を経由して入国したのだが、そのシンガポール空港で見知らぬ謎の老婦人から四角い箱を差し出された事がある。ハンカチが入っているような小さな箱だが、中身はおそらく……((((;゚Д゚)))))))

 

自分は受け取らずに別れたが、近くの同じ便の人にも声をかけていた。

そして、飛行機に乗って無事にクアラルンプール国際空港へ到着したのだが、その中の一人が航空警備員に止められていました。

 

犯罪組織の中には、自分達の薬物密輸の成功率を上げる為に、無関係な人にも少量の薬物を所持させて運ばせる行為をしている人もいます。どうか、空港で知らない人に渡される荷物は受け取らないでください。もしも迂闊にプレゼントを受け取っていたら……( ;∀;)

 

ちなみに、竹内被告は、2023年9月12日に死刑制度の法改正を受けて再審請求をしているという。

 

マレーシア政府は2023年7月、殺人やテロを含む11の犯罪に必ず死刑を適用してきた強制死刑制度を撤廃し、過去の死刑判決を見直す法律が今月12日に施行され、再審請求できることになった。なので適正なマレーシア法のもとで公正な裁きを受けて欲しいですね。