マレーシアで、学校の下校時刻になると渋滞になっている光景をよく目にします。

マレーシアでは子供の誘拐が多く、親達は子供の送り迎えをするのです。

当然マレーシアの学校でも送り迎えのバスが運行してますが、不便だという事です。

 

 

家の近くまでは来てくれるけど、時間帯までに来てないと乗せてくれず、結局親が送り迎えをすることになる。下校時も決まった場所に下ろすので、子供が狙われる危険もあり得る。

 

まあ、自分の住んでる田舎町ではほとんどありませんが、クアラルンプールやジョホールでは危険なようですね。

 

監視カメラのあるコンドミニアムやショッピングモールなどでも誘拐事件は起きているので注意が必要です。特に、日本から渡航してきた夫婦の子供などは狙われやすいです。

 

日本人といえばお金があるイメージだし、顔もマレーシア人からしてみたら日本人だと分かるようです。

 

一時期マレーシア国内でニュースになった事件がありました。

日本人夫婦が女の子を連れて、大きなショッピングモールで買い物を楽しんでいたのですが、犯人に連れ去られてしまいました。

 

女の子が消えてからあまり時間が経っていない為、近くの警備員に入り口を封鎖するようにお願いしました。店の出入り口を1つにする事で、誘拐された子供を見つけようというアイデアです。

 

店の出入り口をずっと確認している夫婦ですが、女の子らしき子供を抱えた人物は見当たりません。店の中の監視カメラでも確認していますが、やはり見当たりません。

 

もう犯人と女の子は外に出てしまった後なのではないかという時に、眠っている男の子を抱えた人物が出入り口を通り過ぎました。男の子だから違うか……と思った瞬間に、その子の靴に見覚えがありました。そう、格好は男の子ですが、靴だけは女の子の靴と一緒だったのです。

 

警備員がその人を止めて、子供を確認すると誘拐された女の子でした。

髪をバッサリと切られ、男の子の服装をさせられていたのです。

靴だけは警戒を緩めたのか、そのままで車まで運ぼうとしていました。

 

マレーシアからきた日本人の方は注意してください。

18歳くらいでも誘拐されてしまうケースもあるんです。

 

ちなみに、誘拐される理由は、身代金欲しさ、臓器売買、手足を切り落としての物乞いとして利用する、などです。

子供が誘拐されると、道の中でも検問がひかれて、警察が乗用車の中を確認する時があります。

 

警備員付きのコンドミニアムでも最低限の注意は必要です。警備員は雇われのマレーシア人がほとんどですし、警戒もしていません。監視カメラと簡単な身分証明で誰でも入る事が可能なのです。

 

警察も日本の警察のように優秀ではなく、事件解決や迅速な対応も期待できません。

事件解決率80%を誇る日本の警察は、世界でもトップクラスの優秀さで知られています。

自分も日本で事故に巻き込まれましたが、電話をしてから数分で現場まで来てくれました。

 

地域名が不明瞭な人でも迅速に対応できるように、常に地図やGPSで場所を特定しているようです。咄嗟の対応のできる日本人警察は素晴らしいですが、それを外国の警察に求めてはいけません。せいぜい保険が下りるからという程度で呼ぶのが妥当でしょう……( ;∀;)

 

というわけで、日本の皆さんは、自分達がお金持ちだという自覚を持ってマレーシアで生活してください。警戒してないと、空き巣や誘拐、ひったくりに遭う危険があるのですっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

海外旅行ランキング
海外旅行ランキング