樋口一葉について調べています。
樋口一葉は、本郷菊坂に住んでいた頃から、
台東区下谷に引っ越しても、
東京図書館(上野)に通っては本を借りていた・・
ということだそうですが、
読んでいた本を並べてみると、
作家らしく、様々なタイプのものがありました。
本朝本粋
雨夜のともしび
五雑俎
日本書紀
花月草紙
月次消息
雨中問答
春雨物語
哲学会雑誌
口癖談
・・・
五雑狙に興味を惹かれます。
以下、引用です。
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明代の謝肇淛の随筆集。天地人物事の5部全16巻。
書名は「5部を雑えた組ひも」の意で 『五雑組』と書くのが正しいが、『五雑俎』と書かれることも多く、熊楠も両者を混用しています。
現在もっとも入手しやすいのは、平凡社、東洋文庫の『五雑組』全5巻。
五雑俎
南方熊楠の随筆:十二支考 虎に関する史話と伝説民俗(その12)
『五雑俎』巻九に虎地に拠りて一たび吼ゆれば屋瓦皆震う、予黄山の雪峰にあって常に虎を聞く、黄山やや近し、時に坐客数人まさに満を引く、
南方熊楠の随筆:十二支考 兎に関する民俗と伝説(その7)
『五雑俎』九に〈狡兎は鷹来り
南方熊楠の随筆:十二支考 田原藤太竜宮入りの話(その6)
ただ恨むらくはその米俵巻絹世に存せざるなり〉という事は、『質屋庫』に引いた『五雑俎』四に、〈蘇州東海に入って五、六日ほど、小島あり、
http://minakatella.net/shoko/gozasso.html
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ほか、日本書紀などの歴史もの。
松平定信の随筆(原本を見ても仮名の崩し文字で読めない・・)
月次消息って何だろう?
口癖って・・
哲学とファンタジックな民間伝承と上田秋声が同居する、
一葉の関心は、
「英雄豪傑、仁侠義人の勇ましく華やかな行為を好んで、
7歳から、手毬・羽子板を投げ捨てて草双紙に読みふけった」 という、
一葉自身の日記での回想からも、よくわかります。
一葉の書く仮名文字の流麗さに見惚れて数か月。
仮名文字だけでなく、漢文の素養もあったのではないかと、
「たけくらべ」を語りながら思いました。
見事な文体!!
鴎外、露伴、緑雨、と共に「めさまし草」という雑誌で合作を、
という話は有名ですが、
それに先立って、一葉は露伴の「風流仏」などの影響を受けていたのではないか・・と、
いうことだそうです。
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