2011年公開  宮沢賢治作「いてふの実」
今はかなり読み方が変わりましたが、
その時その時
自分の置かれた環境で、
どんな風にでも変わってゆくように思います。
これは台詞重視ですが、
地の文章を中心に構成するのもまたGOOD

自分の声質と自分の体験を物語の朗読に生かしてゆく楽しさが、朗読作品を創作する楽しみ、
ですよね♡(舞台朗読なら、顔立ちや衣装でも、表現)

10月は風の又三郎を朗読します。
花巻訛りをCD学習中ですが、
どんなに真似しようとしても、子供たちの台詞にはどうしても自分が出てしまう・・

台詞に夢中になりすぎてバランスを崩さないように心がけたいと思います。


昨年の「蘆刈」に続き、谷崎潤一郎作品を朗読致します。

1931年に書かれた「吉野葛」

1919年の作品「母を恋ふる記」

かなり違う時期に書かれているにもかかわらず、底流するものを感じます。

 

日本橋って、どういう街だったんだろう?

 

1923年にご家族で関西へと移住されてから、

関西ことばと江戸訛りと古典のみやびと日本の歴史が同居する作品群に、

なんともはや

これに惹かれない人は日本人とは言えないんじゃなかろうか?

 

などと不遜な言葉を口走るほど。

 

戦後の一時期、

中央公論の全集を手に取った人はたぶん数知れず。

それでも、

この作品が好きな方はそれほど居ないかもしれない・・と思いつつ。

 

とても良い作品だと思います。

今回は、二作品とも長編、ということで、

抜粋で朗読させて頂きます。

 

ガス燈朗読会Vol.5  ~声で聴く文藝作品~ 

 谷崎潤一郎  吉野葛・母を恋ふる記 より 

  日時 9月22日(土) 14時開演(13時30分開場) 15時30分終了予定

  場所 本八幡カフェガス燈 

  入場料  1000円+1ドリンクオーダー

  予約・問い合わせ 09061937160(ガス燈朗読会)

 

 

 

〜イーハトーブの風をもらって〜

9月19日(水) 14時〜 

      月島カフェ&クラフト虔十にて

  朗読劇「グスコーブドリの伝記」

            指導   谷口秀子

            会員有志が参加。

入場料    1000円(コーヒー付き)


朗読劇参加は三年目です。

「銀河鉄道の夜」では  鳥捕り・マルソ・語り

「ひかりの素足」では  楢夫・語り

(楢夫はいかにも次男、という魅力的なキャラクターでした。)  をやらせて頂きました。


今年も、参加者全員に配役し、語りを振り分ける、というスタイルです。


「ひかりの素足」は印象的でした。

仏教説話の題材のようでもありながら、兄弟間のやり取りにおける感情の変化が短い台詞に見事に刻み込まれていて、その短い台詞の中から登場人物の性格を肉付けしてゆくのが、楽しかった。


うすあかりの国(生と死のはざまの国?) を歩き続ける兄と弟のごく短い会話や、出だしの山小屋の親子の会話、山を降りるシーンでの兄弟の行動描写や短い会話、2人の性格や容貌など、説明らしい説明のない地の文章も頼りにしながら作っていきました。


弟、というものは、二番目に生まれた宿命からかどうしても周囲の気をひく事を時々してしまう。それだから兄はそれを時々苦々しく思う (どこかで読んだ覚えがありますが、出典はちょっと忘れてます。)

という一般情報を加味すれば、役柄にも奥行きと陰影が出るもの。


ひとつの役だけを作ってゆく、という作業は最近は少ないけれど、次男の心理を会話を通して追ってゆくことで、長男というものの立場を違う視点から見ることもできたように思います。


今回の「グスコーブドリの伝記」は、冷害と、それに対抗して稲作りに智恵と工夫を凝らし続ける農民へのシンパシーで書かれているように思います。オリザ=稲 ?

いえいえ、オリザはオリザ。未来には主食は何か別の植物に変わっているかもしれない。そして、火山噴火で気層の中の炭酸瓦斯が増えれば地球全体が暖かくなるという知識は、この物語が書かれた時代にすでに知られていたということも、物語の中にはっきりと書き込まれています。


他にも、魅力的な登場人物がいっぱい⭐️

赤ひげの主人は山師で豪快で心優しいお百姓。

冷害でどこからともなくやって来て、ブドリとネリの家を占拠したてぐす工場の男も、子供に食わせてやることを忘れない。相矛盾した行動がやってくる源泉を考えればこんな面白い話はありません。


どうぞ、グスコーブドリの世界に遊びに来てください。



さいかち淵

テーマ:

台川、イギリス海岸、と来て。
6月は「さいかち淵」
やらせて頂きます。

宮澤賢治先生の生徒引率物語二篇、に続く、子供たちだけの川遊びの物語。
しゅっこ、ぺ吉、三郎、
ぼくってどんな子だろう?
言葉を声にする時に、身体に響く音色に耳をすませば、
川遊びの情景が浮かび上がってくる。

さいかち淵は、北上川ではなく、豊沢川に入って少し上流に登ったところにあったそうですが、
今では記念碑が立っているだけ。

走る子供
泳ぐ子供
どなる子供
偉そうなしゅっこが集めた小さい子たちはどんな表情で聞いていたんだろう?

8月はお休みで、9月には朗読劇の予定です。

7月は「貝の火」「注文の多い料理店」を聞くことができます。

イーハトーブの風をもらって  宮沢賢治の童話を読む、語る、話す(花巻弁で)
 6月20日(水)14時~ 場所 カフェ&クラフト虔十
    「さいかち淵」ほか     入場料 1000円

イーハトーブの風をもらって  宮沢賢治の童話を読む、語る、話す(花巻弁で)
 9月19日(水)14時~ 場所 カフェ&クラフト虔十
        朗読劇「グスコーブドリの伝記」      入場料 1000円


写真は、豊沢川べりに立つ大沢温泉。
賢治の父、政次郎が主催した夏季仏教講習会がここで開かれていて、
宮沢賢治もその時の写真に写っています。

大沢温泉ホテル・旅館

http://www.artwing.biz/kaze/hanamaki/mo-oosawa/mo-oosawa.html

 

 

6月20日(水)14時〜

月島 カフェ&クラフト 虔十にて

「さいかち淵(童話)」をやらせて頂きます。

ほか「北上山地の春(詩)」など。

入場料 1000円 です。

 

さいかち淵は、花巻駅の南、北上川から豊沢川に入って少し上流に登ったところにあり、子供も大人も夏になれば遊びに来る場所だったそうです。

   童話 イギリス海岸では、8月初めに、賢治先生が野外活動で農学校の生徒をイギリス海岸に連れて行きますが、

童話 さいかち淵では、その翌週にあたる8月13日から14日に、子供たちが、自分たちだけで連れ立って、川遊びに出かけます。さいかち淵は、川遊びをする子供たちの情景と会話を生き生きと描いた、短い童話です。

 

 

 

萩原朔太郎 竹 Poetry Reading youtu.be/JLzUZKeAWrc @YouTubeより 

  しばらくの間、この動画(音声と写真)に、再利用可能の表示が出ていたようですが、不法侵入者の仕業です。

動画の再利用は、自然音などの、ごく一部に限らせて頂いておりますので、動画を再利用される場合は必ずお問い合わせください。


なお、公開音源利用の場合、

今までお問い合わせ頂いた方には必ず対応しております。


YouTube、2次利用できる動画を提供開始: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXNAS…   

動画の二次利用は、元の動画、音声に変化を加えて良いという事になりますので、

作成者の承認なしに朗読作品を提供することはありえない、と、お考えください。


規定では、場合によっては元の動画のパロディも可、となっています。

幼年期に必要なこと

テーマ:

最近、なぜかyoutubeの昔の動画が見られなくなっているのですが、これはそのひとつ。


とても良い物語です。


東日本大震災の時には、関東もかなりの揺れでした。歩いていても足元がふらつく。余震は頻繁に起こる。原発は予断を許さない状況で、一日中、風の流れと原発の様子が頭から離れなかった事を思い出します。


公園の木々からも金属臭がする中で子供を育てることがどういうことなのか。


爆発するかしないか、が、話題だった時期。

子供の前ではこういう物語がいちばん、と、アップロードしていました。


人生の初期に体験したことは、その後の子供の人生を左右します。

大人は大人たるべき。

と、自分も含めて、大人らしい大人が少なくなった事を嘆きつつ、そうでなくては、と思います。


新美南吉「赤い蝋燭」

https://youtu.be/75zCF5uxifo

手ぶくろを買いに

テーマ:

朗読?語り?

と聞かれることがあります。

朗読する人数分だけ、スタイルはある、

と、思って良いんじゃないかと思います。

文章から何を読み取るか、は、人それぞれ。

音声表現から何を読み取るか、も、人それぞれで良いのでは。


新美南吉作 「手ぶくろを買いに」

https://youtu.be/YlBinOcikTo