初めての妊娠で無事に出産したその後。
今回は２回目の妊娠の時
(結局は繋留流産になってしまったのだけど)
の頃の、悪阻のお話。
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■悪阻スタートダッシュ早かった
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２回目の妊娠は、まさかの
５週前から様子が変わった。
４週終わりに、まずは悪阻よりも
子宮の痛みから始まって。
なんかキューっと痛いなって。
そして５週には、頭痛＆咳とかで
体調悪くなるは吐き気するわで。
最初は「風邪」or「生理前の不調か」
と思っていた。
けれど、妊娠したかった私としては
「妊娠できてたら嬉しいな」なんて
思ってもいた。
そしてオリモノが多い日もあったり。
けど、黄みのトロっと系だったり
透明で水ぽかったりで落ちつかず。
６週になったら検査薬をしよう
と思ってたけど、結局
検査薬をしなくても「私、妊娠してるわ」
って確信できるほど
ガッツリ悪阻がキテいた。
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■歯磨きが苦痛だった
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吐き気も出ていたけれど、
毎朝まず辛かったのが歯磨き。
当時使っていた歯磨き粉が恐ろしく気持ち悪く感じて
毎日のようにエヅイテしまっていた。
本来ならスッキリできるはずの歯磨きでグッタリ。
あまりにも辛いから、一度歯磨き粉を買いなおした
（買いなおしたらマシになったので、
成分が合わなかったのかな？？）
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■ニオイに敏感になった
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◆電車のニオイ
５週からもうニオイが……吐きそうで。
毎日の通勤が辛くて困ってた。
あまりにも危険な時は、
「電車の連結部分」へ避難していた。
(連結部分は揺れが強いので、
ある意味オススメはできませんが)。
◆洗剤のニオイ
良い匂いなハズなのに……。
気に入っていた匂いなハズなのに……。
毎回、洗濯の度にキツくて
洗剤入れる時は息を止めて。
干す時は……必死でした。
◆旦那のニオイ
全てじゃないんだけど……
それに元々体臭がキツイ人ではないんだけど。
ものすごーく近くに来た時に時々
「？！？！？！」ってなってた……。
本人には言わないように頑張った
(なんとなく)。
◆一部の香水のニオイ
エレベーターや社内で香水を香らせてる人。
きっと本当は「ほのかに」香ってるだけ
なんだと思うけど、私には
「香りキツイですよ！！！！」って
言いたくなるくらいダイレクトにきてた。
すごくNGなものと、微妙にNGなものと
香りの系統によっての違いもあった。
◆タバコのニオイ
コレは本当にキツくて。
嗅いだ瞬間に「無理無理無理無理無理吐く」
って思うくらいグワっと混み上がる感じ。
元々苦手なニオイだけど
苦手なんてレベルじゃないくらい
ダメージ強かった。
喫煙者の人の残り香もダメージあった。
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■食べづわり？食欲UPしすぎ
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初めての妊娠の時のように、
とにかく食べていた。
けど違いは、量…………。
前回よりも食べる量が確実に増えていた。
カツカレー大盛とか、
ポテチBIGサイズを１人で瞬殺とか、
煎餅の大袋も１人で食べきったりとか、
唐揚げ食べ放題のお店へ同僚と行った時には
体重120キロ越えの男性と
オカワリを互角に食べてしまってた(恐)。
(※私は標準～ちょい痩せ体型です)
仕事中はポテチはさすがにマズイだろと思い
ドライフルーツを小さいタッパーに入れて
デスクでモシャモシャ食べていた。
それが尽きると辛くて辛くて……。
勤務中はなんとか水分でゴマかしたけど。
初めての妊娠の時は
「吐きそうだから食べる。
押し込むために食べる」
な感じだったが、
この時は「とにかく食べたい、おいしい」
みたいな感じだったかな…………。
けど、食べすぎ故もあってか
しばらくすると猛烈な吐き気で後悔してた。
(そもそも食べてるものもヤバイし……)。
とにかく毎日
気持ち悪かったけど食べまくってた。
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■一瞬だけ消えた悪阻
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9w2dの日。その日は朝から悪阻がなかった。
ちょうど家族でお出かけの日で
天気も良くて、
「やったー！悪阻終わったんだ！早い～」
と喜んだ。しかし翌日のお昼前には
また悪阻がぶり返した。
「なんだ終わってないのか！」と思った。
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■心拍確認後の流産
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7w4dと8w2d、２回とも
ちゃんと心拍確認できていた。
しかし……
悪阻が一瞬消えたその２日後の
9w4dの健診で突然
「心拍なくなってる」と告げられた。
翌週の健診で
“チカチカ光るもの”が見えないエコー
を見せられた。
そして掻爬手術(ソウハ手術)ではなく
自然排出を選んだ私は、
結局、自然排出が起きる13週近くまで毎日
悪阻と戦うことになってしまった。
(自然排出の話は別で書きます……)。
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■流産したのに続く悪阻
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本当に辛かった。
おなかの中では成長が止まっている
のに、私の悪阻は続いた。
むしろ悪化した……。
食欲のボリュームは一応落ちたけれども、
食べづわり＆ニオイ悪阻などは健在で。
私の体は、流産に気づいていないのか
「一生懸命おなかの子に栄養を送って」
いるかのように、もしくは
「おなかの子のために環境を整えている」
かのように、
どんどん悪阻が酷くなっていった。
本当に……本当にこの時は心身ともに
辛すぎだった。
毎日、
「何でこんな悪阻に耐えなきゃいけないの？」
「なんのために耐えなきゃいけないの？？」
と虚しさが凄くて。
毎日毎日、何度も
「流産 生きていた」「心拍復活」
「悪阻 生きている」「悪阻 赤ちゃん 大丈夫」
などをネット検索してた。
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■インフルエンザみたいな風邪ひいた
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悪阻の一環なのかは分からないけど、
11週に「頭痛＋吐き気＋悪寒」で
インフルエンザみたいになりダウンしていた。
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■悪阻は“つわり”でしかない
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よく「悪阻は赤ちゃんが頑張ってる証」とか
言うけれど。もちろん、それは
「酷い悪阻で苦しんでいる人」へ向けた
「気休め・応援メッセージ」だってことは
なんとなく分かってはいたけれど。
それを、この時の流産で身をもって体験した。
悪阻があろうがなかろうが、
悪阻が重かろうが軽かろうが、
そんなもの何の参考にもならない。
おなかの子が元気なのか
ちゃんと成長しているかの
バロメーターにもならない。
悪阻で何かを計れる訳じゃない。
悪阻は“つわり”でしかなくて。
多分、「妊娠」という化学変化の１つなだけ、
“女性の体の変化なだけ”で
「赤ちゃんが元気に育っているか」は
全く関係ないんだと、痛感した。
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■だけど……そうは言っても
エコーで見るしか安心できることはなくて。
でもそのエコー健診も、
最短でも１週間は見れないことが多くて。
その間、「赤ちゃん無事かな？」って
心配したり不安になったりすると思う。
だから
悪阻をアテにしたくなる気持ちも分かる。
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■悪阻が急になくなって不安な人へ
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悪阻がなくなったから流産、
悪阻があるから順調。
そんなことは全く関係ないです。
心拍が止まったのに悪阻がある、
悪阻がどんどん酷くなることを
私は体験しました。
胎動前……妊娠初期の頃は、
赤ちゃんが元気かどうかは
健診じゃないと分からない。
だから、どうしても心配なら
病院へ行ってしまえばいい。
(おなか痛くて心配で……とか言って)。
でもそこまでしたくないなら、
闇雲に不安がるのは
もう止めてもいいんじゃないかな？
どんなに心配したって、
良くない事態が起きるときは起きるし、
無事に育つときは育つし。
悪阻は関係ないし、
それは「その子の運命」であって
誰にも変えられないみたいだし。
そして、妊娠初期の流産は
誰のせいでもない、染色体異常という
偶然のできごとなわけで。
止められない変えられないことに
心配ばかりするより、
少しでも安全な通勤ルートを探すとか
食べられそうなものを食べるとか
休憩をこまめにとるとか、
そういうのを考えるために
時間を使えたら良いなって思う。
そして、どうしても悪阻が辛い時は
赤ちゃんが元気かに焦点をあてすぎず、
「今私の体は赤ちゃんを育てる環境作り中」
「改築工事中」・「妊娠モード準備中」
って、思ってみるのはどうかな？
乗り越えるためには
そういう前向きに考えるのは
良いことだし必要だと思うし。
～・～・～・～・～・～・～・～・～・～・
って……こんな風に語ってますが
３回目の妊娠の時は
全然そんなこと思えてなかったわッッ。
悪阻の最中、そんな悠長(？)なこと
考えていられないですよね……。
ほんと、「今思えば……」な
“後出し”な意見ですね。
oh………………。
ツワリ……
それは妊娠したら最初に訪れる“試練”
なのかねー（あ、無い人もいるよね！いいな！）