一昨日、昨日と年賀状を書いていました。

さきほど投函したところです。

ふふっ、無事に元旦に届くことでしょう。照れ照れ照れ

 

少し前から年賀状のアイデアを色々考えていましたの。

 

最近は年賀状を出す人が減っています、辞めますというメッセ―ジが添えられていたり、辞めてしまって音沙汰なしの人も少なくありません。私は個人的に年賀状の風習が大好きなので毎年出しています。ただ仕事関係の人とのやり取りがなくなって数が激減しました。さらに店舗を閉店し、ネット販売に切り替えてから、さらに減りました。

 

現在、その数は数十枚ほど。

今、年賀状を送ってきてくれる人は恐らく私の考え方に近い人達、年賀状にはほぼほぼ一言が手書きで添えられています。そんなこんなで時間もあるし、今年は手書きで出してみようと思いました。

 

自分の住所とお正月の文言は印刷をしましたが、謹賀新年の文字、イラストは毛筆とサインペンで、宛名とメッセージは万年筆でかなりこだわって書きました。仕事や読み物、書き物をしていると1時間、長くて2時間が集中できるMAXタイムですが、年賀状書きは楽しくて楽しくて4~5時間はあっと云う間です、びっくり!!!  お昼を食べてからのんびりはじめましたが気が付くと暗くなっていました。

 

私が学生の頃は今のようにパソコンはありませんでした、その代わりプリントゴッコという楽しい機械がありました。プリントゴッコは家庭用の簡単な印刷機のようなもので、理想科学工業が販売していました。調べてみると1977年から2008年まで販売されたとありますから、パソコンが出回ってもずいぶんがんぱっていたのですね。出来上がったイラストに得萌言われぬ深い味わいがあったんですよね、パソコンでの印刷では出ないものがあって、それで好きな人はずっと使っていたのかもしれません。

 

プリントゴッコは当時の人気商品でかなりの家庭にあったのではないでしょうか。

1996年に累計販売台数が1,000万台を突破した大ヒット商品だそうです。当時の総世帯数は4,300万と考えると、単純計算で4世帯に1台はプリントゴッコがあったことになるようです。

 

当時、私は妹と共同で使っていました。それそれにアイデアを考えて自分なりの年賀状をつくっていたものです。こだわると一回では印刷できないので、二回、三回と重ねます、インクが乾くまで時間がかかりますから、作業は二三日かかるのでした。そりでも楽しくて楽しくて没頭しました。多分、卒業するまで三四台のプリントゴッコを使ったと思います。インクの匂いは今も覚えていて懐かしい…。

 

今回はそこまで没頭しませんでしたが、それでも楽しさは久しぶりに味わったものでした。同じイラストを描いていると、どんどん上手くなっていきます、年を重ねるとこういう経験が減ってくるのでなかなか貴重な体験でした。

来年も手書きで描こうかな…。

 

ポストに行くと今年もありました、ゴム!

 

 

この辺りのポストには年賀状をまとめるゴムがこの時期設置されます。初めて見た時はびっくりしました。この風景も何かおおらかでほっこりするんですよね、日本ていいなぁってね。