こんばんは、ねこあしです(*・∀・*)ノ


本日ご紹介させて頂くのは、日本三大花火のひとつに数えられる新潟県の長岡花火の全貌に迫ったドキュメンタリー「長岡大花火~打ち上げ、開始でございます~」



日本全国のみならず海外の人々も惹きつけてやまず、「一生に一度は行ってみたい花火大会」と言われる長岡花火🎆

第2次世界大戦末期の長岡空襲や2004年の中越地震など様々な苦難を経験してきた長岡の人々は、慰霊の念と復興への決意、そして平和への深い祈りを花火に込めてきた。


2023年8月の花火大会の様子を20台以上のカメラで記録し、誰も見たことのない場所から撮影した映像も織り交ぜながら、豪華絢爛な大玉花火の連続を、映画館ならではの迫力の映像と音響で臨場感たっぷりに映し出す。 

映画では、華やかな花火の裏にある歴史を振り返りながら、花火大会を支える花火師や運営に奔走する関係者、市民スタッフのインタビューを通して花火に息づく人々の真摯な祈りを見つめ、過去と現在を通じて長岡花火の全貌に迫る。

↑ 入場者特典。

山下清の「みんなが 爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかりつくっていたら きっと戦争なんて起きなかったんだな」とゆー、言葉。
本当に、その通りだと思う。

何故花火ではなく、爆弾を作ったのか。


戊辰戦争後、焼け野原となった惨状を知った支藩の三根山藩から見舞いとして米百俵を贈られた際、大参事小林虎三郎は「時勢に遅れないよう、時代の要請にこたえられる学問や芸術を教え、すぐれた人材を育成しよう」と、米百俵を売却し、その代金を国漢学校の資金に注ぎ込み、国漢学校を開校した行動は、実に先を見据えたものだ。

彼の目は、「今」でなく、「将来」を見ていたのだろう。


前半は2次大戦時代の空襲から、中越地震までの歴史を追う。
後半の花火大会の様は、圧巻(*’ω’ノノ゙☆パチパチ


信濃川があるからこそ可能な、広い夜空に打ち上げられる花火は実に素晴らしい👏

咲く様も、垂れる様子も素晴らしくて、何度か声を漏らした。


長岡大花火を代表する「白菊」

かつてシベリアで大勢の戦友たちを失った花火師•嘉瀬誠次さんが、慰霊の思いを込めてロシアで打ち上げた。

日本の花火には、色んな風情と表情があるのだ。

これが海外からの旅行者をも惹き付ける理由のひとつなのだろう。


前半もう少し短くして、もっと花火シーン見たかったなぁ。



今回評価は、⭐⭐⭐★★の3.4

2024.6.30鑑賞