こんばんは、ねこあしです(*・∀・*)ノ


本日ご紹介させて頂くのは、山田太一の小説「異人たちとの夏」を舞台をイギリスに置き換え、幼少期を過ごしたかつての我が家を訪れた脚本家が、30年前に亡くなったはずの両親と出会う様を描いた「異人たち」



40代の脚本家・アダム(アンドリュー・スコット)は、ロンドンのタワーマンションに暮らしていたが、12歳のときに交通事故で両親を亡くして以来、孤独な人生を過ごしてきた。

両親との思い出を基にした脚本に取り組んでいたアダムが、幼少期に住んでいた郊外の家を訪ねてみると、30年前に他界したはずの両親が当時の姿のままで生活を送っていた。

それから両親のもとに通っては温かな時間を過ごすようになったアダムは、その一方で、同じマンションの住人で謎めいた青年ハリー(ポール・メスカル)と恋仲になる。


「異人たちとの夏」と言えば山田太一というくらいセットで脳裏に浮かんでくるのに、果たしてどんな作品だったか、もとい、そもそも見たのか否かさえおぼつかず▪︎▪︎▪︎

まぁ覚えていないなら、見ていないのと同じだろうと見始めてさえ、どっちだったか判断できずにいたのですが▪︎▪︎▪︎


ある瞬間に、ハッと思い出した💡


そうだ、「異人」とはそういう意味だった(でも、結局オリジナルの方の作品の記憶は思い出せずじまい😅)


 「生き抜いた、立派なもんだ」父(ジェイミー・ベル)が言う。

両親に別れを告げ、ハリーの部屋へ行ったアダムは異臭に鼻を覆う。


ハリーもまた、「異人」だったのだ。

「あの夜、一人がツラ過ぎて」 

ハリーが言う。


人間の孤独を恐れる気持ちと、そしてまた一方で「人と関わるのが怖かった」というアダムの気持ちも、そのどちらも嫌という程伝わってきて、とても切なかった😢


今回評価は、⭐⭐⭐★★の3.43

2024.4.23鑑賞