こんばんは、ねこあしです(*・∀・*)ノ


本日ご紹介させて頂くのは、奉公の年季が明けた男性と、幼なじみの女性の再会までを描いた藤沢周平の傑作短編集『橋ものがたり』に収録の『約束』を映画化した「橋ものがたり『約束』」



金属の細工職人の元で奉公する幸助(片岡千之助)は、間もなく8年の年季が明けようとしていた。

彼は年季が明ける日に萬年橋で会う約束をした幼なじみのお蝶(北香那)に思いを寄せていたが、言えない秘密を抱えていた。お蝶のために作った簪を持って、彼は約束の橋へ向かうが……。


偶然代休で、鑑賞の機会を得ました🙌
結果として、見て良かったΣb( `・ω・´)グッ

市井物語の原点とも言われる本作は、「あの花▪︎▪︎▪︎」で感じたつり橋効果のような取って付けた感はなく、リアルな純愛物語。
あちらはSFファンタジーなので比べるのは野暮だが、江戸時代の暮らす人々の中には実際こんな話は少なくなかっただろうなぁと思わずにいられなかった😢

ラストで幸助がお蝶を訪ねていったとき、お蝶が大きく目を見開き、真っ直ぐに幸助を見つめながら流す大粒の涙が印象的でした。

背後で幸助に手を合わせるお蝶の母(風吹ジュン)も、気持ち伝わってきた。

正統派時代劇ですが、退屈さはなく、江戸の時代を生きた人々の思いが真っ直ぐに伝わってくる素晴らしい作品👏


舞台挨拶では、作中で使われたかんざしも登場。
錦帯橋での撮影は、監督のこだわりだったのだとか🌉

千之助くん、リハでなく、「お稽古」と言うのがお育ち窺えて、良かった👍️
ノースリーブワンピースの北さんを見て、改めて女優さんって大変だなぁと思ってみたり(ぶっちゃけ、もほぼ満席の熱気の中でさえ、鑑賞中寒かった🥶)

監督含め、主演お二人の3人ともが、思わず微笑んでしまうような暖かい笑いを醸し出すステキな舞台挨拶でした😊

今回評価は、⭐⭐⭐⭐★の3.6 
2024.1.26鑑賞