こんばんは、ねこあしです(*´∀`*)ノ


本日ご紹介させて頂くのは、佐藤自身の主宰する演劇ユニット"ちからわざ"が2009年に初演し、大反響を呼んだ舞台の映画化で、売春宿が軒を連ねる架空の島を舞台に、とある3兄妹がもがきながら生きる様を映し出したヒューマンドラマ「はるヲうるひと」



その島には至るところに置屋が点在し、本土から日に2度来る連絡船が島への客の往来の足だった。

島に暮らす人々はこの閉塞された島で一生を過ごし、女たちは客からの話を聞いて「外」への思いを馳せ、男は女たちの多くが抱く夢を一笑に付して島に留まらせる。

ある置屋の3兄妹。
店を仕切る長男の哲雄(佐藤二朗)は凶悪な性格で恐れられ、こびへつらう次男の得太(山田孝之)を子分のように従えている。
長女のいぶき(仲里依紗)は、長年患っている持病で床に伏していたが、この置屋で働く4人の個性的な遊女たちは、女を売る家で唯一女を売らず、誰よりも美しいいぶきに嫉妬していた。


タイトル通り、「春」を売るお店が舞台となっているので、苦手な方は鑑賞はされない方がいい。

で、鑑賞結果。

何だか、とにかく凄いものを見せられた。
底の底の、底⤵️

異母兄が自分の両親が、異母弟妹の部屋で心中を図った事件を根に持ち、2人に辛く当たり続けてきたとゆーだけでも充分壮絶だが、事実はもっとドロドロで・・・😨

正妻と妾がデキてて、心中した現場で後追った父の「誰にも言うな」の言葉をずっと守り、1人で抱えてきた得太の苦しみ。

その中で、兄妹の母が2人に残した「笑え。とにかく笑え、声出して笑え、嘘でも笑え」は、唯一の光明だ。

ところで。
向井理がひなびた場末の買春宿の客って・・・
ないだろ、絶対😅


好きか嫌いかは別として、描ききった感があり、構成もすっきりしていた。
アタマの良い人が作った作品とゆー感じ🎥

今回評価は、☆☆☆☆★の3.5 
2021.6.6鑑賞