こんにちは、ねこあしです(*´∀`*)ノ


本日ご紹介させて頂くのは、孤高のクリエイター・堀貴秀が独学で7年の歳月をかけて制作し、原案、絵コンテ、脚本、編集、撮影、演出、照明、アニメーター、デザイン、人形、セット、衣装、映像効果のすべてを堀監督が1人で担当し、総ショット数約14万コマという膨大な作業を経て完成させたSFストップモーションアニメ「JUNK HEAD」



環境破壊が進み、地上はもはや人間が住めないほど汚染された🌍

人類は地下開発のための労働力として人工生命体マリガンを創造するが、自我に目覚めたマリガンが反乱を起こし地下を乗っ取ってしまう。

それから1600年後・・・
遺伝子操作で永遠に近い命を手に入れた人類は、その代償として生殖能力を失った。

絶滅の危機に陥った人類は、地下で独自に進化を遂げたマリガンの調査を開始する。
政府が募集した地下調査員に名乗りをあげたダンス講師は、調査中に死と隣り合わせになったことで命を実感し、マリガンたちと協力して人類再生の道を探し始める。


自粛で上映延期が相次ぐことがなければおそらく見ることはなかった作品でしたが・・・
結論から言うと、想像以上に好みだった😆


ちょいちょい残酷且つエグい描写もぶっ込まれるのですが、ロイド(?)たちのコミカルな動きは愛らしさを抜いたミニオンを彷彿させ、笑いを誘う👍
動きも可愛いし❤

加えてのシュールさは、大人が見るにピッタリのシニカルさアクセント。

人を騙してまで食べたいほど絶品のクノコなんて、男性器にしか見えなかったし😅
トルソーみたいなやつから生えてるのを引っこ抜くのだが、引っこ抜く際にボディ(的なやつ)がくねくね動くのが悶絶してる風で、よりシュール😨

扁形動物よろしく口と肛門の出入口が一緒で、アタマがカラダの前後にあるトロちゃんもシュール。


効果音すら、妙に笑える謎😁(本当に何でだ?)

全力で遊んだ大人のためのストップモーション(なんて言ったって、主題歌なのに「※〇☆」とか翻訳不能語の歌詞が入ってる)

フランシス、ジュリアン、アレクサンドルのずんぐりむっくり(の黒いストームトルーパーのような)トリオは、どことなくハンプティダンプティを思わせる(まぁ、あちら様は二人だし、意地悪そうな顔してるけど、このトリオは基本親切)


フランシスとジュリアンの最期は、切ない(ノ_・。)
神様=ポン太を助けるため、落ちてきた瓦礫を支える二人。
「俺たち天国に行けるかな?」
「行けるさ。神様を助けたんだもん」


シュールな世界観の中でのコミカルなキュートさ。
それに加えての、ラストの切なさ。

コレを1人で作り上げた堀貴秀監督の圧倒的な才能に、惚れ惚れしました👏

今回評価は、☆☆☆☆★の3.7
2021.5.5鑑賞