こんばんは、ねこあしです(* ̄∇ ̄)ノ

本日ご紹介させて頂くのは、第2次世界大戦末期に起きた実話をもとに、ドイツ人大尉になりましたた若き兵士がヒトラーのような独裁者と化し、暴走していく様を描いた実話ベースの戦争サスペンス「ちいさな独裁者」


1945年4月・・・
敗色濃厚なドイツでは、兵士の軍規違反が続発していた🏃💨

命からがら部隊を脱走したヘロルト(マックス・フーバッヒャー)は、偶然拾った軍服を身にまとって大尉に成りすまし、道中出会った兵士たちを言葉巧みに騙して服従させていく。

権力の味を知ったヘロルトは傲慢な振る舞いをエスカレートさせ、ついには大量殺戮へと暴走しはじめる・・・


 寒さから逃れるため、道端のジープに置き去りにされたコートと軍服を着込んだことから、大尉と勘違いされ・・・

苦し紛れについた嘘は、どんどん彼を変えていった。

権威を示すため、尊大に振る舞い、戦争による貧しさから盗みを働いて収容所に入れられていた囚人たちをゲームの的のように、あっとゆー間に殺害していく😨

あまりにも非道な残虐さに眉を潜め、彼の権限さえ疑った士官たちもいた(;¬_¬)

しかし、その疑惑を恐怖とパワーで押しきるため、更に暴走していく・・・。

結果、軍の捜査により、暴走行為は漸く終焉を迎えていくのだが・・・

驚いたのは、ラストのテロップが流れた瞬間😱

何と、この身勝手で大胆な行動は、実話だと言うのだ!!(゜ロ゜ノ)ノ

彼は、21歳だった。
21歳の兵士が、悪戯に権力を手にしたことで、彼は自分の行為の非道さについて考えることもしないまま、その権力をチャンバラの剣のように振り回したのだ。
勿論、年齢だけではなく、戦争と言う極限の非日常が横たわっていたことも大きな要因だろう。
しかし、自分の行動を深く考えることもできない彼の経験の浅さが、一連の残酷な行為に拍車をかけたことも事実だと思う。

色々なことを、考えさせられる作品だった。


今回評価は、☆☆☆☆★の3.5
2019.3.20観賞