こんにちは、ねこあしです肉球


先日、映画鑑賞前に少し時間があったので・・・映画館脇にある有楽町のプロントでお茶を飲みつつ、小腹を満たすべく(最終的にそれが夕食となったのだが)、マルゲリータをオーダーピザ


暫し、のち・・・時計


マルゲリータと一緒に渡されたのは、何故かでした・・・割り箸 (日本人だから?)


く・・・食いづらいっが~ん


フォークをくれフォーク (※ その後、別の店員さんに言って、ちゃんとフォークを頂きました)


何故、箸だったのかは未だに謎・・・なぞ



さて☆

小腹を満たしたねこあしが、満足して向かったのは・・・余りにも有名な「アンネの日記」に親友の証言を足して書かれた「もうひとつのアンネの日記」原作の「アンネの追憶」パンさん/読書



ねこのしっぽ ~働きマンな私の好奇心~


ナチス政権下のアムステルダムの隠れ家に身を隠した15歳の少女アンネ・フランク(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)の、短い生涯を綴ったそれは、初めて読んだ時の衝撃そのままに、胸を打ちます泣く



何故、15歳の・・・いや、時には彼女よりももっと幼い年端の行かない子どもたちまでもが、自分の存在・・・いや、生きることさえも否定されることを受け入れなければならなかったのか。


そもそもユダヤ人が、ここまでの迫害を受けねばならないほどの何をしたというのだ?


アンネの父や、一緒に収容された大学の哲学教授が作中でドイツ兵たちに臆することなく、何度と投げかける質問は、まさしく真実をついている。

「君は、自分の良心と職務・・・どちらに従っているのだ?」


危険を承知でアンネたちを屋根裏に匿った勇気あるオランダ人女性ミープ(バコニー・チッラ)は、ゲシュタポによりアンネたちが強制連行された直後に、ナチス本部へと出向き、解放を要求する。

そんな彼女を呆れたように見て、「君は勇気ある女性だが、愚かだ」と一瞥した兵士に、彼女もまた、「自分の良心に従っているまでよ。あなたは?」と、ばかりに切り返す。


問われたドイツ兵たちは皆一様に黙り込むしかなかった。

終戦間近のこの時期、ドイツ兵たちのいくばくかは自身のしている過ちの大きさに、気付いていたのかもしれない。



ねこのしっぽ ~働きマンな私の好奇心~


何故なら、答えは明白なのだ。


まだ幼い子どもたちの手を引きながら、ガス室へと誘導する兵士が、ドアのところで立ち止まってアンネを振り返る。


母親と引き離されても、健気に、そしてアンネの呼びかけにこたえるように無邪気に歌う幼い子どもたちの手を引きながら、彼は心に何を思ったのだろう?


常に非道な悪者として描かれるだけのドイツ兵たちの、迷いや闇の部分を、彼らの目の奥に映る哀しみから見ることのできる点で、従来の作品たちとは自ずと一線を画している本作評価は☆☆☆☆★の4.2



自身の収容所に捉えられた経験から、その後、実存主義を唱えたユダヤ系V・フランクルの有名な著書・・・読書猫

夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録/V.E.フランクル
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なければ生活できないし、あればあったで辛くなるとは・・・人間とは、まさしく業の深い生き物なんだなぁカピバラ


もっとも。

こうした作品を見た後では尚のこと。


お金や何やら・・・そんなものよりずっと大切な何かを考えずには、いられないううっ・・・


もう人間が、愚かな争いを起こすことがありませんように・・・


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