悩まない、ということの難しさを私が語るのは無理があります。
私は悩みません(笑)。
最大でも2時間までですね。あ~あって後悔するのは。
例:さっき買った文房具より、こっちの方がよかった
例:UFOキャッチャー、あと500円頑張ればよかった
例:限定商品、買うかどうか悩んでる間に売り切れた
悩みが小せぇ(笑)。
悩んで解決できることなら、いくらでも悩みます。
でも、悩むだけで解決できる事ってほとんどないですよね?
何かしらの行動をしなければ、解決なんてできません。
例えば、家庭のことで悩んでいる、と相談されたら、まず、
は?
って答えます。
家族の、何、を悩んでるの?
子供のこと、姑のこと、旦那のこと、家計のこと・・・
さらに、子供のことなら、
成績のこと、性格のこと、将来のこと、学校のこと・・・
もっとさらに、成績のことなら、
何が問題で、何を目指しているの?
すると、たいていの人は、漠然とした悩みしか持っていないということに気付きます。
悩む理由がふんわりしていて、それを解決できますかね?
子供の成績が100人中70番で、次の試験までに50番にしたい、という悩みなら、解決の手法が自ずと見えてきません?
プリントをやらせる?塾に通う?毎朝一問問題を解く?
親は協力できるの?勉強の環境は?ネットの講座を見せる?
そもそも、子供のやる気は?
やる気が無いなら、どうすればやる気になる?
自分が抱えている悩みを書き出して、それを細かく分けていくのです。
大抵は「家庭の悩み」といっただけで、10種類以上に分けられるでしょう。
これを解決する方法が出てくるまでみじん切りにします(笑)。
それでも答えが見つからないこと、これは諦めるしかありません。
すくなくとも、悩みの原因を細かく分けた、という作業で、多少は悩みが解決するかもしれません。
前にも書きましたが、不安は漠然としているもの。
これは解決できません。心療内科医の出番です。
悩みには必ず対象があります。
悩みを細かく分けると、やるべき事が見えてきます。
こうすると、悩みって何だろう、って思えます。
おそらく、悩みから脱出できないのは、
こうしなければいけない、と分かっているけど、行動できない
ということではないか、と思うのです。
もはやそれは悩みではなく、するべき行動を先送りにしているだけです。
もちろん、分かっているけどできないこともあるでしょう。
でも、それは「行動できない」ということで解決しているのです。
その答えに納得できないなら、実行に移すしかありません。
ここまで読んで、お気づきの方もいるかもしれませんが、これは
と呼ばれるものです。
問題を解決する考え方、と言い換えてもいいかもしれません。
今では、本屋のビジネスコーナーに行けば、いくらでもこの手の本は売ってます。
私は、デザイン思考、という言葉が流行る前からこういう考え方でした。
問題を洗い出して、解決する方法を考えて、実行する(しない)。
それを繰り返すのです。
たったこれだけのこと。
で、この考え方を悩んでる嫁さんに押しつけると、
それができれば苦労しないってーの!
と逆ギレされて、私の悩みが一つ増えるわけです(笑)。