ヨコスカの後はヨコハマへ。


調べたら公開は2006年だった。
「ヨコハマメリー」という映画を観たのを、もうすっかり忘れかけていた。

当時なぜか気になって映画館に観に行って、すごく好きだった映画でした。



詳細は省きますが、かつて戦後の横浜にメリーさんという老娼婦がいて、亡くなってしまった後に由縁の人々がメリーさんの思い出を語ったドキュメンタリー作品。


永登元次郎さんという方のメリーさんとの交流が、物語りの大筋を占めていたように思う。

その元次郎さんが開いていた、横浜は日ノ出町の
「シャノアール」というシャンソンバー。


横須賀美術館の後、横浜に寄ったのは、
ライブを観るためでした。





 夜久一 @シャノアール
横浜住まいの彼はここでよく、演奏をしているらしい。



ライブの合間に、ここは横浜メリーさんの映画に出てくるシャンソンバーなんですよと、教えてくれて。

メリーさんの話もした事もないのに、十何年も前のどちらかと言うとマイナー(失礼)な映画を知ってる前提で話してくる夜久さん。笑




でもその一言で、いきなり甦る記憶。

メリーさんの映画の事も忘れていたし、このお店に関わりがあるなんて知らずに行ったので

「ヨコハマメリー」という夜久さんの言葉で、
十何年前の記憶とお店の風景が重なって、不思議なつながりにびっくりしました。




もういきなり映画の中にいる気分。

chanoir(シャノアール)とはフランス語で
cha(t)=猫+noir=黒
つまり黒猫🐈‍⬛のことなんだと気づいた壁の絵。





夜久さんのよく響く声とギターの音。


その夜のシャノアールは大ホールのように
素晴らしく鳴ってました。


いい夜でした。