からの続きです
お客様の発言を
ひとつひとつ じっくり自分の中で
つなぎ合わせて
自分がしたいことと照らし合わせれば
不可能だって
専門家ではない私にもわかるのに
モラハーランド の経営者夫婦は
食い下がりました
「ちなみになんですが
助成金も申し込むことも出来るんですか?」
の副支配人の質問に
「助成金ですか???
助成金もお考えなんですか?
運転資金は1ヵ月後
助成金は雇用の確保と
事業が既に始まっている状態で
半年から1年先
だから 今のお話の
運転資金が目的なら
助成金の話しは関係ありません
別のお話しになりますね」
「でも 申し込む事は
可能なんですよね?」
「可能ですが
色々と条件といいますか
例えば
いまS社でお仕事をされている人が
そのまま 奥様の会社で
お仕事をされるとなった場合
その方に対する助成金はでませんし
雇用保険の加入やその他
審査の対象になる項目がありますが
クリアできるのであれば
開業と同時に申請しておくことは
可能ですよ」
新規事業の話しなのに
やっぱりまたまた
借りられるお金の話になります
これとこれでいくらかかるから
これだけ借りたい
どうしても事業を始めたいから
足りない分を借入したい
ではなく
これだけ借りたい
内訳はその金額内で
割り振ればいい
何をしたら
どんな金が借りられるのか
そんな部分がチラチラ見え見え
「まぁ とりあえず
借入するにあたっては
何にいくらかかりますので
という
詳細な内訳が必要です」
「わかりました
作成すればいいんですよね?」
「はい そうですね
そのリストの内容をしっかり
プロの人が査定して
受理されるかされないかが決まりますので
ありえない数字は
すぐに却下されます
機械を購入する目的だったりするのであれば
その機械の見積書の添付も
要求されますのでご用意ください」
「わかりました」
「それとですね
借入が許可された場合は
数ヵ月後に審査員が監査に来ます
リストに載っているものが
実際に購入されているのかどうか
支払いがされているのかどうか
厳しく確認されます」
「もしその時点で
リストに載っているものが
購入されておらず
別の目的で使用していることが
わかりますと
大変な事になります」
ご夫婦が一瞬固まりました
続いて言葉を発したのは
またまた副支配人でした
「もし一覧で出した物より
値切って安くなった場合は
特に問題ないですよね?」
遠まわしな聞き方だな~・・・・![]()
はっきりと
値切った分をどう利用しようが
問題ないですか?って
聞けば良いじゃん![]()
ダメって言われるんだからさー
そうすれば
諦めつくはずなのに
自分で結論は聞けないんだよなぁ・・・
薄々無理かもってわかっているけど
今は知りたくないから
聞かないんだろうなぁ・・・
あぁ時間と金の無駄だ
つづく