ここは「猫の森の診療所」

 

わたしは診療所のカウンセラー「久松 想(ひさまつ こころ)」と言います。

 

ここは、過去のわたしと同じように不倫で苦しんでいる方たちにとっての「安心できる場所」であることをお約束します。

 

初めましての方はプロフィールもお読みください  

 

 

 

彼との出会いについて以前ブログに書きましたが、不定期にはなりますが、今後少しずつ彼との過去のことも書いていきたいと思います。

 

彼との出会いの続きです。

 

初めて会った日のこと。

それは今でも鮮明に覚えています。

 

以前のブログで「ドライブしませんか」と誘われて、初めて会う約束をして、初めて写真交換をして、初めて電話で会話をしたところまで書きました。

 

そして迎えた約束の日。

 

待ち合わせの場所は船橋駅前の交番でした。

わたしは東京在住で、そこはあまり縁のない場所でしたが、彼が当時その沿線に住んでいたんです。

新人ドライバーでしたし、車で迎えに来てもらうこともあり、彼の来やすい場所まで電車で出向くことにしたのだと思います。

 

なぜ交番?という感じが今ならしますが、当時その交番はできたばかりで、わりとモダンな作りで有名で、よく待ち合わせ場所として利用されていたようです。

 

年と共にいろんなことを忘れていくのですが、不思議とこの交番の光景はありありと浮かんできます。

着ていった服、履いていった靴(その当時のわたしの中で一番高かった黒のロングブーツ!)まではっきりと覚えています。

 

わたしの方が先に着いて、まさに心臓が口から飛び出しそうなぐらいドキドキしながら彼を待っていました。

 

会う前に彼にお願いしていたことがあります。

それは「待ち合わせ場所では彼の方から声をかけてほしい」ということでした。

 

女性としての自己価値が低かったわたしは、写真で見た彼がとても若く輝いて見え、あまりにも自分は不釣り合いに感じ、実物のわたしを見たら、彼は声もかけずに帰ってしまうのではないだろうか、などと後ろ向きなことばかり考えてしまっていたのです。

 

だから、自分から声をかけて、わたしに気付いた瞬間の彼ががっかりする表情を見たくなかったし、彼が遠くからわたしを見て、会わずに帰ってしまうならそれはしょうがない、そしたら一人で泣きながら帰ろう、そう思っていました。

 

今思えば彼は遅れて来たわけでもないので、待っている時間はほんの少しだったと思うのですが、そんなことを考えながらだったので果てしなく長く感じ、心臓のドキドキは限界を超えそうでした。

 

そこに彼が現れたんです。

 

「〇〇さんですか」と声をかけられ、向き合った彼は、わたしに負けないぐらい、緊張と照れをまとっていました。

 

その彼の姿が、今でも忘れられません。

きっとわたしが死ぬ瞬間も思い出す場面だと思います。

 

「はい。〇〇くん?」

 

そう返しながら、わたしは夢の中にいるようでした。

わたしの頭の中の理想の人をそのまま形にしたような彼との出会い。

わたしはこのシチュエーションに酔い、ここからわたしの幸せが始まるんだと能天気に考えていました。

 

ところが、この出会いが、この先何十年後の不倫に繋がり、わたしをどん底に落とし、一度死んで生まれ変わったかのような経験をするはめになるような人生に導くとは、この時はこれっぽっちも想像していなかったのです。

 

続きはまた今度・・・。

 

 

 

お問い合わせやブログのご感想などはお気軽にこちらからどうぞ

 

 

現在有料メニューは『メールでお話』だけ承っております
必要な方はコチラからお申し込み下さい

 

 

*お支払いはpaypalのみ、メール期間は一週間、最低一日に一回は返信します*

あなたの心が少しでも軽くなりますように