閑話休題㉖

 

茂林寺

 

 今回は、館林市にある茂林寺を紹介させて頂きます。

 

 

 群馬県民の中で最も有名かもしれないお寺、茂林寺です。上毛かるたに出てくるので昔から知っていましたが、なかなか来れなかった。ついに来れました。

 

 

 駐車場から見る湿原。茂林寺の周りは沼です。館林市って池や沼が多いんですよね。

 

 

 茂林寺へとつながるメインストリート。両脇にはお土産屋さんがありますが、2件くらいしか開いていませんでした。つぶれちゃったみたい。狸の置物がかわいそうでした。それにしても昭和チックなレトロな雰囲気で、すごく昔の思い出が急に思い出されました。祖父や祖母と旅行した懐かしい思い出。

 

 

 なんで狸ってユーモラスなんでしょうね。人を化かすって意味じゃ狐もそうなんですが、狐にはユーモアは感じないですよね。怜悧というか(ずる)賢いイメージでしょうか。一方、狸はちょっと間抜けな感じですよね。おなかも出てるしw

 

 

 拝観料は300円でした。中には狸の剥製がたくさんある部屋がありました。非常にきれいでした。実物は間抜けな感じは全くしませんでした。かわいかったですよ。あと、例の「茶釜」も見ました。立派でした。

 

 

 拝観料を払うときにご住職が「〇〇さんに説教されちゃったよw」と家族の方におっしゃっていたのですが、狸そっくりの福々しいお姿にはびっくりしました。めがね姿で頭がつるつるなのがすごく似合っていました。狸のお寺だけあって似てしまうのかと感服いたしました。すごく明るくはつらつとされていて、私も「朝から大変ですねw」と思わず話しかけてしまう程に魅力的な方でした。いろいろとお話ししたかったw

 神社で宮司さんが神様に似ているということは、まずないと思います。伏見稲荷大社の宮司さんも狐っぽい感じはしませんでしたw 豪徳寺だと猫に似ているのかなw ちょっと感動しましたよ、私はw 眼福、眼福。

 

 

 狸なのに「諸行無常」とはw 「盛者必衰」と「驕れるものは久しからず」は、今の日本に必要なことかも知れませんねw 平家物語はリズムよくて良いですよね。高校時代、古文と漢文は好きでした。

 

 

 土産物屋で買いました。信楽焼のでかいやつもありました。

 

 

 狸を包んでいた包装紙なのですが、素晴らしいデザインだと思いませんか。実に昭和チック、いや実際に昭和の物なのでしょうけど、なんか昔を思い出しちゃうデザインなんですよね。いいですよ、これは。今思えば、店主のおじさんも狸ぽかったなw

 

 茂林寺はノスタルジックな場所でしたw 稲荷神社ばかり参拝している私には、とても新鮮でした。境内に所狭しと置いてある狸の置物よりもご住職が一番狸ぽかったのが嬉しかったw そのご住職の御威光なのでしょうか、境内はとても暖かく、のんびりとした空気が流れていました。「日本昔話」がよく似合うと言えば、なんとなくイメージや雰囲気が伝わるでしょうか。是非参拝して見てください。マジで癒されますよw